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  • [2]累ヶ淵~『新著聞集』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    国書データベース ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 【原文】 我、最期《さいご》の事ハ、法恩寺村《ほうをんじむら》の清右ヱ門も確かに見《ミ》たり」 と様/゛\の恐《おそ》ろしき事共、云《い》ひし。 人〻、恐《をそ》れ噪《さワ》ぎ、村の者共来て、問《と》ハバ、「しか/゛\」と答《こた》ふ。 頓《ヤが》て僧《そう》彼是《かれこれ》を招《まね》き、祈祷《きたふ》セしかど、更《さら》に験《しるし》無かりし。 然《しか》るに、三月十日、飯沼《いゝぬま》弘経寺《くぎヤうじ》の所化《しよけ》祐天《ゆうてん》、同侶《どふりよ》二三人 倡《いざな》ひ来りて見給ふに、件《くだん》の苦しミにて有りければ、同音《どうをん》に數遍《すべん》念仏《ねんぶつ》して苦しみを問えバ、 「怨霊《をんれう》、今迄ハ胸《むね》の上に居《い》て苦しかりしが、今ハ脇《ワき》に居《い》て我《ワ》が手《て》を放《はな》たず」

    [2]累ヶ淵~『新著聞集』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/28
    なかなか執念深い(仕方ないか…)。お菊さんが可哀想。(°▽°)
  • [1]累ヶ淵~『新著聞集』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    「累ヶ淵」のお話の初出は、椋梨一雪《むくなしいっせつ》作『古今犬著聞集《ここんいぬちょもんじゅう》』[天和四(一六八四)年成立]巻十二「幽霊成仏之事」です。 『古今犬著聞集』は、出版されたものではなく、写で伝わったものですが、この『古今犬著聞集』に記載された話を元に脚色して、仮名草子として出版された、残寿《ざんじゅ》作『死霊解脱物語聞書《しりょうげだつものがたりききがき》』[元禄三(一六九〇)年刊]によって「累ヶ淵」のお話は世間に広まりました。 今回、読むのは、『新著聞集』[寛延二(一七四九)年刊]巻十三「絹川の二霊念仏生を転ず」です。 『新著聞集』は『古今犬著聞集』などを再編集した説話集なので、『古今犬著聞集』「幽霊成仏之事」と『新著聞集』「絹川の二霊念仏生を転ず」はほぼ同内容です。 つまり、今回読むのは、脚色されたものではなく、ほぼオリジナルに近い「累ヶ淵」のお話です。 別に『古今犬

    [1]累ヶ淵~『新著聞集』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/26
    うーむ🤔顔が悪いから,性格が悪いから(それは知らなかったです)殺されちゃう…。その後の祟りも執念深い。ついに娘まで…となると本当に恐ろしや。(^◇^;)
  • [5]日本三大怪談に異議あり??? - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    あれ? 前回で「四谷怪談」「牡丹灯籠」「皿屋敷」の日三大怪談は終わったはずだけど、なんで続いてるの? 異議ありだからだよ! なにが? 日三大怪談が「四谷怪談」「牡丹灯籠」「皿屋敷」っていうのに納得できないの! なんで? だって、「牡丹灯籠」は、元々中国の話だし、「四谷怪談」「皿屋敷」のような恨みの要素が少ないからだよ! かといって、「牡丹灯籠」に代わって日三大怪談に入れるような話があるのかい? あるじゃないか!どん! ◆桃山人作・竹原春泉斎画「累《かさね》」『絵百物語』巻4[天保十二(1841)年] ※wikipediaより 「累ヶ淵《かさねがふち》」だよ! 「累《かさね》が死霊《しりょう》のことは、世の人の知る所也」 って書いてあるように、今では忘れられちゃってるけど、当時は誰でも知ってる話だったじゃないか! なるほど、それは一理あるね。 君が三百年生きてる妖怪だということを忘れ

    [5]日本三大怪談に異議あり??? - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/18
    『真景累ヶ淵』は歌舞伎で見たような気がします❣️😊
  • [4]お菊虫 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    お菊虫に関しては、暁鐘成《あかつきかねなる》『雲錦随筆《うんきんずいひつ》』(文久二[一八六二]年刊)巻一に図入りで書かれています。 国書データベース ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 【原文】 〇播州巡覧圖會《ばんしうじゆんらんづゑ》ニ云《い》わく、皿屋敷の世話《せわ》ハ、児女子《じぢよし》の口にのミ殘りて、書き傳へたる物無し。 適《たま/\》播州志《ばんしうし》の類《るい》に聞ゝ書き等《など》有れども、芝居の下手趣向《へたしゆかう》に似て、必ず偽作《ぎさく》とハ見えたり。 寛政七年卯年《くハんせいしちねんうどし》、お菊虫と言ひて持て囃《はや》せり。 世俗《せぞく》にお菊の年忌毎《ねんきごと》に出づると言へり。 是《これ》、妄談《もうだん》の甚《はなハ》だしき也。 漢名《かんみやう》を蛹《よう》と言ひて、毛虫等の蝶《てふ》に成らんとす前に、先《ま》づ斯《か》くの形に變ハれり。

    [4]お菊虫 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/12
    詳しい図まであって興味深いです。とても綺麗な図なのですが、どちらかと言うと,女性よりオッサンに見えてしまう私は、やはり視力が悪すぎるのか…(๑˃̵ᴗ˂̵)
  • [3]「皿屋敷」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    「皿屋敷」は、家宝の十枚揃いの皿の一枚を割ったという濡れ衣で殺され、井戸に投げられたお菊さんが幽霊となり、毎晩、井戸の中から「いちま~い、にま~い、、、きゅうま~い、いちまい足りない~」と皿を数えて恨むというお話です。 「播州皿屋敷」と「番町皿屋敷」の2バージョンがメジャーです。 それでは、今回も北斎と芳年の浮世絵をどうぞ。 葛飾北斎「皿屋敷」『百物語』[天保1(1830)年頃] ※Wikipediaより 「さらやしき/百物語/前北斎笔[筆]/霍[鶴]喜板」 お菊さんの体が皿で表現されています。 月岡芳年「皿屋敷 お菊の霊」」『新形三十六怪撰』[明治31年(1898)年] 新形三十六怪撰 皿やしきお菊の霊 (新形三十六怪撰) - 国立国会図書館デジタルコレクション 「新形三十六怪撰 皿やしき/お菊の霊 芳年 芳年」 前回の四谷怪談と異なり、こちらは分かりやすく、井戸から現れたお菊さんの霊が

    [3]「皿屋敷」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/05
    うわぁ❗️北斎ってすごいですね。造形感覚も色彩も。感動してしまいました。霊魂って虫や植物に変幻するのか(°▽°)恐ろしや。
  • [2]月岡芳年「四谷怪談」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    それでは、今回は「皿屋敷」を。 ちょっと待った! 何? 前回、北斎の「四谷怪談」と芳年の「牡丹灯籠」の絵を紹介してたけど、北斎の「牡丹灯籠」と芳年の「四谷怪談」の絵はないの? 北斎の「牡丹灯籠」の絵は、探したけど、それらしいのはこれしかなかったよ。 (右のリンク先参照)絹着色骸骨図 台東区ホームページ ほかに北斎の「牡丹灯籠」の絵をご存じの方はお教えくださいませ。 芳年の「四谷怪談」はあるんだけど、あえて紹介しなかったんだ。 何で? ほら。 月岡芳年「四ツ谷怪談」『新形三十六怪撰』[明治25(1892)年] 新形三十六怪撰 四ツ谷怪談 (新形三十六怪撰) - 国立国会図書館デジタルコレクション あ、聞いて聞いて、右上に書いてある文字、読めるよ! 「四ッ谷怪談」って書いてある! いや、ほぼ漢字だから誰でも読めるでしょ。。。 でも、この絵のどこが「四谷怪談」なの? そう、「四谷怪談」っぽくな

    [2]月岡芳年「四谷怪談」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/04/02
    蛇帯…ちょっと怖いですね。人の嫉妬のエネルギーは強烈。お梅は容姿だけで男を見て横恋慕した上に小岩に呪われるわけですから、なんとも言えませんわね。…(^O^)
  • [1]「四谷怪談」「牡丹灯籠」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    久しぶりに怖い系のをやりたいなと思いまして、季節外れですが、「日三大怪談」でも。 とはいえ、「日三大怪談」って何?ってことで、検索してみると、誰が決めたかは知りませんが、「日三大怪談」は、「四谷怪談」「皿屋敷」「牡丹灯籠」のようです。 四谷怪談 「四谷怪談」は、夫の伊右衛門に殺されたお岩さんが、幽霊となって復讐をする話です。 葛飾北斎「お岩さん」『百物語』[天保1(1830)年頃] ※wikipediaより こちらの北斎の画像は、提灯からお岩さんが現れる、芝居のシーンを絵画化したものです。 以前にも紹介したのですが、みなさん、提灯に書かれている文字は読めますか? 抜き打ちくずし字テストですヾ(๑╹◡╹)ノ" 記憶の良いみなさんなら覚えておられるはずです! 正解は最後に! ちなみに、右上の文字は「お岩さん/百物語/前北斎笔[筆]/霍[鶴]喜板」です。 牡丹灯籠 「牡丹灯籠」は、毎晩、牡

    [1]「四谷怪談」「牡丹灯籠」 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/31
    何気に読めたのですが、ほぼ勘だけなので、ちゃんと勉強し直しますわ。カナは難しい。(^O^)
  • 馬喰町の宿に帰る ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 月麿画《つきまろが》 十返舎一九戯著《じつぺんしやいつくぎちよ》 二人ハ、一日見物して歩き、日も暮れければ、吉原《よしわら》限りに、また、両国《りやうごく》から五百羅漢《ごひやくらかん》、亀戸《かめゐど》、向島《むかふじま》、其の外《ほか》、王子《わうじ》、雑司ヶ谷《ぞうしがヤ》、堀ノ内《ほりのうち》ハ、此の後編に見物すべしと、先《ま》づ、馬喰町《ばくろてう》の宿へ立ち帰りける。 「さて/\、今日ハ芝屋さあの看板のう只《たゞ》見て来る。 吉原じヤア、御洒落《おしやらく》さあと行《い》き合《や》つて、手さあちくと触つて来る。 貝回《ばいまわ》しが気の違ハ無い内に、逃《ぬ》げて来る。 道/

    馬喰町の宿に帰る ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/29
    全く、随分な倹約旅ですね。私の足で新吉原から馬喰町まで、どのくらいかかるかしら。やっぱり1時間はしっかりかかりそうです。(^O^)次回も楽しみにしております。(^O^)
  • 新吉原 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 新吉原 聖天町《しやうでんまち》より土手へ上がり、日堤《にほんづゝミ》を真つ直ぐに、吉原に入れば、早ヤ火点《ひとも》し頃、中之町《なかのてう》の茶屋、掛け行灯《あんどう》、一様に点《とも》し、夜店にハ弾き立つる菅掻《すがゞき》の三味線《さミせん》、人の心を浮かし、二人共夢中となり、見る物毎《ものごと》に珍しく、矢鱈《やたら》に其処《そこ》らを覗《のぞ》き回りて、 狂「御洒落《おしやらく》ハ 買ひたいけれど 銭《ぜに》惜しや 見たばつかしで 吉《よし》[止《よ》し]原にせう 延高 「コリヤ、はあ、田舎の御洒落さあとは、でかく違い申すハ。 あの文《ふミ》さあ書いて居めさる御洒落さあハ、幾

    新吉原 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/26
    それほど遠くないのですが、まだ新吉原のあたりはまだ行ったことがないです。地図を拝見しながら今の地図を思い浮かべています。
  • 待乳山聖天 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 待乳山聖天《まつちやましやうでん》 観音の境内を隅《すみ》/゛\まで回りて、矢大神門《やだいじんもん》を立ち出で、真つ直ぐに聖天町《しやうでんてう》と言ふに到り、此の所に待乳山《まつちやま》の聖天に参詣する。 大川筋目の下に有りて、至つての景地《けいち》なり。 狂「供へたア 大根《だいこ》人参 ばかしなり さてハ聖神《しやうじん》[精進] 様のお宮か」 案内 「もし、今日ハよつほど歩き申した。 是から吉原《よしハら》を見物なされて、もふ御宿へ帰りませう」 「その吉原たア、御洒落《おしやらく》の有る所《とこ》だア。 もし、己《うら》も今度御江戸さあへ、つん出来たもんだアから、吉原の御洒落

    待乳山聖天 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/23
    15年くらい前に待乳山聖天に行ったことがあります。そういえば人参はなかったですね。(^O^)
  • 浅草観音 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 浅草観音《あさくさくハんをん》 御門跡《ごもんぜき》を出て、田原町《たハらまち》通りを真つ直ぐに、広小路に差し掛ゝれバ、女川菜飯田楽《めがわなめしでんがく》の茶屋、建て続き、往来を呼び立つる。 雷門を過ぎて、観音の御堂《おどう》へ着きけるに、参詣の人、群衆《くんじゆ》しければ、 狂「虱《しらみ》程 ぞろり/\と 這ひ出来て 人《ふと》さあ参る 千手観音」 案内 「サア/\、是から奥山へ行つてみませう、おいで/\」 「何《あに》、鹿でも居申すか、奥山と言ひ召さるから」 案内 「何《ナニ》、鹿ゞ居るものか、豆蔵《まめぞう》が居ヤすから、見なせへ」 「何《あに》、はあ、豆蔵が居るもんだア、御

    浅草観音 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/17
    千手観音がシラミの別称だなんて❗️知りませんでしたわ。今の奥山は花やしきもありますが、飲み屋さんが多いですね。(^O^)
  • 東本願寺 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 山下通り車坂の下、亀屋と言ふ奈良茶屋の前より、右の方へ真つ直ぐに行《ゆ》くと、三国一《さんごくいち》と言ふ甘酒の看板有るを、千久羅坊見るより、 「此処《こゝ》さあに、三国一《みこくふとつ》と書いてあらア、何《あん》だんべい」 案内「あれハ甘酒さ」 「甘酒たア、飯《めし》で拵《こさ》へた酒の事《こん》であんべい。 其れを三国一《みこくふとつ》と言ひ申すか。 我意《がい》にさあ、長つたらしい名で御座らア。 儂共《わしども》の国さあでハ、鍋尻餠《なべじりもち》の突つ突き潰し酒と言ひ申すハ、ハヽヽヽヽ」 ●其れより御堂《みどう》へ参るに、近頃、御造営成就して、結構なり。 狂「空さあへ 届く御堂

    東本願寺 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/11
    和歌も狂歌も解釈が難しいですね。甘酒屋さんを見たら小僧さんも早く飲みたい気持ちわかりますわ。久しぶりに甘酒を作ってみようかしら。(^O^)
  • 山下 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 下の巻 山下 弁天を出て、山下に掛かりければ、此処《こゝ》にハ芝居、軽業《かるわざ》、浮世物真似《うきよものまね》、色/\の見世物有れば、群衆《くんじゆ》の中、押し分けて行《ゆ》くに、豆蔵《まめぞう》、抜き身を呑むを見て、二人ハ肝を潰し、 「アレ/\、見なさろ。 抜き身さあ、くん呑むそふだア。 あれさあ呑んだら打つ死《ち》ぬべいに、放題も無い人《ふと》だア、もし」 案内 「抜き身どころか、江戸にハ家蔵ハ疎《おろ》か、地面抱へ、屋敷までも皆呑んでしまう人ハ、幾《いく》らも有る」 延高《のびたか》 「飛んだァ事を言ひ召さらァ。 そんなァ者《もん》が有んとして、くん呑まれべい。 今にあの人《

    山下 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/05
    どこの山下かと思えば上野寛永寺の山下でしたか。昔も繁華街だったようですが,今も繁華街ですが、見事に変貌していますね!(^O^)
  • [まとめ]『金草鞋』初編中巻 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ストックしてあったネタが尽きたので、つなぎとして『金草鞋』の続きを読もうと思います。 全てお応えできるかは分かりませんが、次に取り上げて欲しい作品などのリクエスト、お待ちしています。 これまで、初編中巻の最後まで読んだみたいなので、次回から、初編下巻を読むことになります。 とりあえず、今回は中巻のまとめをどうぞ。 kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminham

    [まとめ]『金草鞋』初編中巻 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/03/01
    例の諸国道中記ですね。楽しみです。(^O^)
  • [まとめ&おまけ]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    「水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~」のまとめです。 kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com おまけとして、水戸黄

    [まとめ&おまけ]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/02/25
    三つ目黄門⁉️(^O^)なんか偉そうでない…。(^O^)
  • [12完]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    この話を取り上げる際、今回使用した写以外にも、ほかの『義公黄門仁徳録』の写をいくつか見たのですが、どれも今回紹介した写とほぼ同じ文章でした。 ただ、今回使用した写は、ほかの写と比べて誤字が多かったですが(笑) ※こういうブログ等で使用できる写には制限があるので、誤字が多い写を使わざるをえなかったのですよヾ(๑╹◡╹)ノ" ところが、明治時代に『水戸黄門仁徳録』というタイトルに改めて出版されたものは、今回紹介した写と内容はほぼ同じなのですが、別系統の写を使用したのか、出版の際に書き直したのか、今回紹介した写に比べて、文章がだいぶ分かりやすくなっています。 実は、明治時代の『水戸黄門仁徳録』では、老人のセリフで死骸について述べられているのです。 その個所を読んで、このお話は完結ということにしましょう。 国立国会図書館デジタルコレクション 【現代語訳】 「黄門よ、そんなに気性

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    harienikki
    harienikki 2023/02/22
    ふむふむ。やはり神様でしたか。きっと現の世界と違って普通の人が入れない結界のようなものがあるのでしょうね。だからって,死体の山があるなんて…怖っ❗️(^O^)
  • [11]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日古典籍総合データベース 【原文】 両手を伸べて義公様を捕らへ、目より高く差し上げたり。 義行様も差し上げられながら、御刀を抜き給ひ、 「無礼な奴」 と仰せながら、切り付け給ひバ[給へバ]、其の儘《まゝ》取つて投げつけられしに、義行様、矢張《やは》り以前の薮の中に立ち給ひ、風の音のミ木霊《こだま》に残り、時刻も然《さ》のみ経ちたる躰《てい》にも非《あら》ず。 四方を見渡し給ひど[給へど]、只一面の薮にて、少しも怪しき事ハ無し。 此処《こゝ》に於《お》ゐて、初めて御心付き給ひ、 「此の薮ハ八百万神《やほよろづのかみ》住み給ふ、神の森なり。 後/\決して人の出入りも禁制致すべし」 と有つて、薮の外へ出給ひバ

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    harienikki
    harienikki 2023/02/20
    「八幡知らず」私も車で15分ほどの所に住んでいたことがあったのですが、本当に知りませんでした。黄門様は大胆な方ですわね。(^O^)
  • [10]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日古典籍総合データベース 【原文】 當時天下の愊將軍、水戸 従三位《じゆさんみ》、前《さき》の中納言 光圀《みつくに》、是へ来たるに、社壇に一人眼を閉じ、我へ対して無礼な奴。 さあ、先《ま》づ直《す》ぐに性名を名乗り、是なる死骸の有様も定めて存じつらん。 一/\此の黄門に語り聞かすべし。 異義に及ハゞ、一刀の下《もと》に命を立たん。 返答致せ」 と仰セ有り、御柄に手を掛け給へバ、彼の翁、ちつとも動ゼづ、経文を読ミ終《しま》、暫《しばら》く有つて目を開き、 「黄門、然《さ》のミ強氣を出し給ふな。 元より汝が来ることハ疾《と》く知りたり。 此所《ここ》ハ元、天にも地にも無く、中宙《ちうう》ニ無く、世界にも無

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    harienikki
    harienikki 2023/02/18
    「と言いながら…」の後が気になって今夜は眠れないと思います。(^O^)
  • [9]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日古典籍総合データベース 【原文】 傍らを御覧有るに、人の屍《かばね》山の如く積ミ上げ、中にハ未だ生/\しき有れバ、曝《しや》れたる骨等 夥《おびたゞ》しく、手足を引き抜きたる様《やう》なる死骸有れバ、首の無き骸《むくろ》も有り。 其の臭き事、例ふるに物無し。 義公様も其の臭気の甚《はなハ》だしきに、御鼻を覆ひ給へ、彼方此方《あちこち》と御覧有るに、此方《こなた》にハ女子の骸ばかり累《るい》/\と積ミ上げ有り。 又、正面宮居の前《まい》にハ、凡《およ》そ長さ壱尺弐三寸も是有ると思しき剱を飾り、征代将軍万代不易《せいだいしやうぐんばんだいふえき》と言ふ八字の大額を掛け、左右に供物を供へし躰《てい》、宛《さ

    [9]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    harienikki
    harienikki 2023/02/10
    知らなかったのでシュールストレミングを検索しましたわ。そんな恐ろしい缶詰があるなんて( ; ; )社殿の中の異様な風景と不気味な老人は何者なんでしょうか。次回が楽しみです。
  • [8]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日古典籍総合データベース 【原文】 是によつて、暫く岩に御腰を掛けられ、御休足《ごきうそく》有つて、八方を御覧あるに、左りの方に、夥《おびたゞ》しく生い繁り、木の間より微《かす》かに見ゆるか見へぬかと言ふ程に、燈《ひ》の光り立ちければバ、 「扨《さて》こそ此所《ここ》彼《か》の変化の棲家《すみか》にて有るべし」 と思《おぼ》し召しけれバ、杦《すぎ》の繁ミを彼方此方《かなたこなた》と御歩行有るに、是よりは更に道と言ふ物無く、蔦葛《つたかづら》に御手を掛けられ、或ひハ木の根を攀《よ》ぢ登り給ひ。又ハ冷水の流れを渡り給ひ、熊笹の生い繁りたる事、弥《いや》が上に重なり、御足を痛め給へ、誠に千辛万苦《せんしんばん

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    harienikki
    harienikki 2023/02/04
    道とは言えない道を手探りで進み、たどり着いた先が八幡様なら、きっと神様のご加護があると思いたいです。(^。^)