鳩山由紀夫首相の資金管理団体の偽装献金の原資に首相の実母の資金が含まれていた問題で、首相の実弟の鳩山邦夫元総務相は14日、同様の資金を提供されていた邦夫氏が贈与税を納める考えを示した後に、首相が「法に照らして払うべきものがあれば払う」と語ったことに対し、「万引きして通るのと一緒」などと痛烈に批判した。 福岡市のホテルで開いたパーティーで語った。邦夫氏は「兄と違うのは、私は犯罪を犯していない。(私の)団体の収支報告は完璧(かんぺき)で、虚偽の記載は1件もない」と強調。そのうえで「(首相は)潔く贈与税を払うと認めればよかったのに、認めなかった。私が払うと言ったら、(首相は)払うと言った。スーパーに買い物に行って1500円と言われたら払う、(レジで)言われなかったら、万引きしてすうっと通るのと同じじゃないか」などと指摘した。