与謝野馨経済財政担当相は7日、都内で開かれたシンポジウムで、消費税率について、「恐らく、2016年くらいからあと5%とか、20年くらいにはもうちょっと上げないとやっていけないという悲しい話に遭遇する」と述べた。政府・与党の社会保障と税の一体改革の成案では、10年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げる方針を打ち出したが、追加の消費増税で15%を超える税率が必要との考えを示したものだ。 シンポジウムは、一体改革をテーマに、公共政策を学ぶ学生らを集めて開かれた。 【関連記事】 菅首相は危機管理を間違えた=みんなの党・渡辺喜美代表インタビュー 首相はマネジメント能力がない=民主・川内博史衆院科技委員長インタビュー 「解散総選挙」と「会期延長70日」の密接な関係 「こども園」13年度導入=子育て改革、財源確保が課題 政策停滞、復興の足かせに=来年度予算編成に遅れも