2011年7月19日のブックマーク (9件)

  • 市民権と武装権 - heuristic ways

    私が最初に読んだ小熊英二氏の著書は、『市民と武装――アメリカ合衆国における戦争と銃規制』(2004年)だった。これは、「市民と武装――アメリカ合衆国における「武装権」試論」と「普遍という名のナショナリズム――アメリカ合衆国の文化多元主義と国家統合」の二の論文を収めたもので、前者はもともと1994年に発表されている(後者は1992年に執筆したが、未発表だったとのこと)。 最初に読んだときは「アメリカの銃規制問題」の歴史的背景を考察したものというぐらいの印象しか持たなかったが、今回再読してみて、氏の問題意識はむしろ、市民権の問題を「武装権」の歴史から捉えるというところにあることがわかってきた。 一七世紀イギリスの思想家ハリントンによれば、土地が君主や貴族によって独占されていた時代は傭兵や貴族が軍の主力となるが、共和制では土地を所有して自立した市民は自らの財産を守るため武装しており、こうした人

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    haruhiwai18 2011/07/19
    小熊先生「国家権力の治安能力に身を委ねるしかないとき、“武器”を持たずしかも自立した市民とはいかに構想しうるのか」 全国グータラ連合会「私と一緒に、ゼネストとかサボタージュをすればいい。さあ怠けよう」
  • 教育と戦闘力 - heuristic ways

    小熊英二氏は、「いま歴史教育に何が求められているか――可能性としての日」(一九九九年、『私たちはいまどこにいるのか』所収)という文章の中で、身分制社会(江戸時代)の教育と明治以降の近代教育の違いについて、実に興味深いことを言っている。 たとえば江戸時代には「寺子屋というものがあり、藩には藩校というものがあり、読み書きそろ盤を教えたといわれている」が、これはわれわれが馴染んでいるような小学校とは全然違う。そもそも「社会のつくり方の前提」が違っているので、農民、武士、商人といった身分に生まれた者は、将来それぞれ農民、武士、商人になることが決まっている。だからそれぞれの身分によって、学ぶこと、習うことが違う。たとえばそろ盤を教えているのは、「主に都市部の商人の子どもを相手にした学校」が中心になっている。また、読み書きといっても、主に「手紙の書き方」を教えていることが多い。これは、「主に農民のな

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    haruhiwai18 2011/07/19
    "文学部は…まず国史編纂""英文学科とか独文学科…翻訳家の養成のため" →現今の文学部がオワコンになっていく理由も分かりますw/もし本論旨が正しいなら、http://p.tl/4nKqと考えると、この国の"支配者"はマヌケですw
  • ドゴール大統領 の フランス領土範囲論 - ちょっとした話

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    haruhiwai18 2011/07/19
    "「もし、私が 政権に留まっていたら、ワロン地域、ジュラ州、ジュネーヴ、ヴォー州 の人々、アングロ・のルマン諸島の住民達の 自立を助けただろう" →ドゴールが、ゴーリストなだけでなく、仏国至上主義だった件 orz
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    haruhiwai18 2011/07/19
    "厚生労働省によれば、このうち約80%が65歳以上で、ほぼ半数が自宅で発見されたという" →http://p.tl/sMWd必読/それ以前に、せめて、扇風機の使用やこまめな水分摂取とかを地道に啓蒙すべきですな。
  • 「イギリスのインフレ:学びの時」by Paul Krugman – 道草

    以下の文は、Paul Krugman, “British Inflation: A Teachable Moment“の訳になります。誤字・誤訳の指摘はコメント欄にお願いします。 昨日、アダム・ポーゼンがイギリスの金融政策についての講演を行ったが、それは、まさに私が言わんとすることそのものである。すなわち、現在、イギリスの金融の最前線で起こっていることは、より一般的な金融政策において非常に学ぶことが多い機会である。イングランド銀行(以下、BoE)は、何をすべきかという事と、何をするように圧力をかけられているかという事の間の葛藤に直面している。FRBもそれに直面しているが、BoEのほうがより際立ったものである。そして、BoEが立場を明確にすれば、我々は一方が正しくて、もう一方が間違っていると明白に分かる論証をすぐに得ることになる。 粗筋:現在、イギリスは相対的に高いヘッドライン・インフレ、去

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    haruhiwai18 2011/07/19
    "このインフレ上昇の大部分は明らかに…一回限りの要因""景気後退期の減税措置の終了にともなう付加価値税の増加…そしてユーロに対してポンドの価値が下落" →安易に"引き締めろ"って言っちゃう奴が多すぎる orz
  • クルーグマン経済学の翻訳ブログ The Fatalist Temptation/July 9, 2011, 9:47 AM

    The Fatalist Temptation 運命論者の誘惑 I’m seeing more and more pieces like this one, in which pundits look at stubbornly high unemployment and declare that it must be structural ― something we just have to live with, or at least something that will take long-term policies (translation ― someone else’s problem) rather than mere stimulus, to correct. 私はますますこんな感じの記事を見かけるようになっている。その中で、専門家たちは頑固な高失業率を見て、それは構造

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    haruhiwai18 2011/07/19
    "もし、それが構造的失業の問題であるなら、我々は労働力不足と賃金の上昇を目にしているはずだ。そうではない、賃金は実際に先月下落" →構造的失業と需要不足失業の境目は、やはり賃金か/絶賛デフレ中 orz
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    haruhiwai18 2011/07/19
    "中国や北朝鮮からの脅威をかわすためにも核兵器を""大震災からの復興と絡めて「『人間はこんなに強いんだ』ということをアピール" →核兵器持たないと安心できないチキン都知事には、"人間は強い"のアピールは無理w
  • 発信箱:故郷を喪失した保守=伊藤智永(ジュネーブ支局) - 毎日jp(毎日新聞)

    今でもあるのだろうか。ひと昔前まで日田舎では、保守系議員の事務所の看板にデカデカと「愛郷無限」「だれよりもふるさとを愛す」などの標語を見かけたものだ。党人派の政治家に多かった。 「具体的な政策でない」「地元利益優先の開き直りだ」といった批評は、政治を「税金の分配業」とみなす貧しい見方である。これこそ保守政治の精髄を端的に言い表す宣言(マニフェスト)なのだから。 保守主義は、理性を過信するフランス革命への批判から生まれたが、では、自らの根拠は何かと問われるなら、人は生まれ育った土地や風物、人とのつながりに根ざして生きる、という考え方に行き着く。 これは強い。「保守」とは言いながら、繰り返し新たに人々の政治意識をかき立てずにおかない。サンデル・ハーバード大教授の正義論が関心を呼んだのは、白熱講義の技だけでなく、共同体に価値を置く主張がなじみやすかったからでもあろう。 日では小泉・安倍・麻

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    haruhiwai18 2011/07/19
    "大震災と原発事故でふるさとの山や海や人がかくも痛めつけられたのに、保守陣営からの悲痛な叫びや行動をほとんど見聞きしない" →まあ、さんざん日本国の山河を公共事業で破壊しまくってたのは彼らなのでww
  • 「感動をありがとう」ではなく、サッカーを語れ! - サポティスタ

    なでしこジャパンのW杯優勝と、それに伴う報道の激化について、「言葉が足りないとサルになる」の著者で専修大学教授・岡田憲治さんがこのようにツイートしている。 「なでしこの何が素晴らしかったのか、サッカーがどれだけ素晴らしいスポーツなのか、そこに焦点を絞った報道をしてくれ。選手の家族を連れて来てコメントさせるのは止めてくれ。「日人の物語」はやめよう。サッカーの話をしよう。こんな事は滅多に無いのだから。変えて行こう。サッカーを語れ!」 「『感動をありがとう』はやめよう。そう思っても、違う言葉で言ってみよう。いつもの、例の、あの、辟易するようなお仕着せの言葉をしまいこもう。新しい言葉で彼女達の偉業を讃えよう。彼女達のサッカーの何が素晴らしかったのかを、あくまでもサッカーの話の中で語り尽くそう」 「なでしこの特別な偉業を、いつものやり口で「消費」しようとしているメディアの皆さん。特別な偉業には特別

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2011/07/19
    "なでしこの何が素晴らしかったのか…そこに焦点を絞った報道をしてくれ。選手の家族を連れて来てコメントさせるのは止めてくれ" →マスコミは結局スポーツじゃなくて、出来合いの"ホームドラマ"を取材したいのよ orz