日本は「子供の楽園」 「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)渡辺京二 ISBN:4582765521、幕末に日本を訪れた外国人から見た当時の日本人についての記述を整理したものである。その中で、西洋人が驚いた日本人の特徴の一つに日本は「子供の楽園」であるということがある。 西洋人からみると、日本の子どもはなんでも許されて甘やかされて育つ。これは当時の日本人が子供に甘かったということではなく、そもそも西洋ではキリスト教文化の影響から、人間を自立した理性的な存在と考えるため、子どもは未完成な人間、大人より下の存在であり、待遇も低くて当然で、きびしく仕付けられ習慣がある。 彼らからすると、日本人は家庭の中心が子供であったり、子供を優遇する姿が、甘やかしているように見えるのだろう。このような日本人の子供への寛容さは現代でもかわらず日本人の特徴である。 だからといって、当時の日本人の子供が大人になれ
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