保育園をめぐるブログ記事が、日本中を騒がせている。 そんな中、大物政治家がこのブログに「違和感」を口にした(平沢議員が「ブログに『死ね』という言葉が出てきて、表現には違和感を覚えている」などと語った」)。 確かに「死ね」の文言には私も違和感を覚える。だが、これは「違和感」などで済ませてよい問題なのだろうか。 私は同じようにインターネット上で広がった「ブラック企業」という言葉を、社会問題化させることに寄与してきた。その経験から、このブログの記事の問題から「真に読み取るべきことは何か」を考えたい。 「保育園落ちた」ブログ、平沢議員「表現には違和感」(朝日新聞) 「ブラック企業」との共通点実は、私も「ブラック企業」が社会問題になったとき、「ブラックは黒人差別だ」や、「ブラックという言い方はあいまいだから良くない」など批判にさらされた経験を持っている。 結果的に、このような非難は事の本質をずらした