礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。 ◎新潮社と「ひとのみち」教団 松下芳男の『軍政改革論』(「民衆政治講座」第二二巻、青雲閣書房、一九二八)を紹介している途中だが、いったん話題を変える。 『新潮45』休刊のニュースにともなって、新潮社という出版社に対する関心が高まっている。新潮社については、このブログでも、何度か言及したことがある。本日は、森達也さんと礫川との対談記録『宗教弾圧と国家の変容』(批評社、二〇一五)から、礫川が「新潮社」について述べている部分を抜いてみたい(一五八~一六〇ページ)。 礫川●週刊新潮というのは、いつも独特のスタンスで、報道してきたという印象があります。新潮社の創業者である佐藤義亮【ぎりよう】という人は、先ほどから何度も名前が出てきた「ひとのみち教団」の信者です。信者どころか、相当
「日本の近代化」とは何かー中国編集者の問いに答えて 子安宣邦 問い:19世紀後期日本、すなわち江戸時代末期の日本において「近代化」はもっとも核心的な課題であったといってよいでしょうか。「近代化」はこの時期以来の日本社会の発展における目標であったといえるのでしょうか。 答え:19世紀後期の日本は国際的な危機の中にありました。東方進出を計るロシア艦船が日本周辺に出没し始めます。軍事力をもって中国に自由貿易を要求するイギリスは日本にとっても脅威でした。アヘン戦争は当時の日本の先覚者には自国の危機としても認識されていました。1853年にアメリカのペリー艦隊が来航し、鎖国日本の開港と通商とを要求したことから、日本の国際危機は一気に国内危機に転化しました。当時の日本はこの対外的危機に主権国家として対応しうるような国家的体制(外交的、軍事的、法制的体制)をもっていなかったからです。このことは
お金にルーズな友達に「お金貸して」と言われたとき、あなたならどうしますか。「○日までに絶対返してね」って口約束で頼んでも、期日までに返ってこないかもしれないし、最悪の場合は踏み倒されるかもしれません。そんなとき、借用書を書いておけば、お金を貸している証拠になります。 ここでは、借用書の書き方など、友人や親族との借金トラブルの解決に役立つ知識をはじめ、世界の国で最も借金が膨らんでいるのはどこか、国民ひとりあたりの借金額が多い国はどこかなど、誰かに話したくなる豆知識を紹介していきます。 民間企業以外で借金する方法まとめ簡単でスピーディにお金を借りられるのはカードローンですが、お金を借りる方法はそれだけではありません。国や自治体が扱っている公的な融資制度もあります。 失業中の人や低所得層の人が利用できる「生活福祉資金貸付制度」では、生活資金のほか、教育費や福祉のための資金が無利子で借りられます。
「発見から70年経った今日、なぜ電気けいれん療法(ECT)が患者や多くの医師からひどい汚名を着せられているのだろうか? ECTはある意味において精神医学のペニシリンである」 19世紀後半に至るまで、精神科治療は鎮静に限られていた。1900年以降に精神薬理学の進歩が起こったのちも、症状の波に襲われているさなかの統合失調症とメランコリーの患者にとっては、医学は何の救いにもならなかった。家族は絶望し、カルテでは自殺のことが絶えず話題に上がった。 そんな失意の時代にあった精神科治療に光をもたらした「ショック療法」は、本当に非人道的で危険なだけの治療法なのだろうか? 本書はECTのみならず、その前史となるインスリン昏睡療法やメトラゾールけいれん療法、そして近年のニューロモデュレーションへと至る、精神科における身体療法の系譜を描くものである。 精神科治療においてECTの有効性が再評価されつつある今日、
ゲシュタポは能動的に国民を監視した組織と思われがちだが、むしろ日々押し寄せる国民からの密告の処理に追われる受動的な組織であったらしい。あまりに利己的な密告が多いのでたびたび利己目的の密告を禁じようと様々な布告を出していたが効き目がなく、彼らの業務は大量の密告の事実調査に当てられた。ドイツ国民の積極的参加により、独裁体制は磐石なものとなっていった。
甘粕事件をあくまで単なる個人的犯罪だというなら、憲兵という地位を殺人に利用するような奴が勅令憲兵の中に何人もいたことになって、分隊長が特高課を動かすという命令系統を無視した「命令」が当然のように行われる駄目な組織ということにもなる… https://t.co/lY6O1tkT8k
ルース・サンプル「リベラル・フェミニズム」 Sex from Plato to Paglia: A Philosophical Encyclopedia 作者: Alan Soble出版社/メーカー: Greenwood Press発売日: 2005メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る Sex from Plato to Paglia「リベラル・フェミニズム」のゲリラ訳をやっておりました。辺境のブログだから人来ないでしょって思ったら北村先生にご紹介いただいたせいですんげえ流入あったので、明日には下げます下げました。*1 リベラル・フェミニズムの議論についての翻訳、おそらくけっこうレアなんですよね。何ってwikipediaのリベラル・フェミニズムの項目の脚注の少なさがやばい。 Twitter相互で読みたいーって人はDMください。原著とつき合わせてお願いします*2 想定外の事態だ
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