夜11時からTBSで放送されている「ニュース23」という番組があるが、3月12日に「日本の青空」が取り上げられた。昨年から撮影が進められているというニュースが新聞に掲載されていたが、完成したという事。「とうとうここまで来れたか。」と思う。筑紫哲也氏は、番組で「日本の現在の憲法がGHQに押し付けられたものでは無い」という事、さらに「鈴木安蔵の作った『憲法草案要綱』が、明治の自由民権運動が盛んだった時期に国民が自主的に作成した私擬憲法(五日市憲法)等の流れを汲むものである」ことを明言された。こういった話はもう数十年前から言われ続けてきているが、一般の人向けの番組で 堂々と述べられたその意義は大きい。「ついにやってくれた。しかも、筋道の通ったこれほどの良いニュースをよくぞ流してくれた。」そう考えて、私は異常な興奮を覚えたのだ。 「日本の青空」については、ホームページができているので そちらを参照
2014年の御嶽山噴火災害救助に自衛隊を投入したことについて、ジャーナリストの江川紹子さんが Twitter 上で疑問を呈し、それに軍事ブロガーのJSFさんが噛みついて騒動になっている。(togetter リンク) 私が一連のやりとりを見ていてまず最初に思ったことは、 「急峻な山岳に装甲車を投入するのが前提になってる議論はおかしいんじゃないの?」 ということであった。 (国境線に山岳地帯を有さない日本の)陸上自衛隊に、山岳地を行動する能力があるのか、という江川さんの疑問は素人としてはもっともなものである。それに対しては、正しい軍事マニアなら 「松本連隊はかつて「山岳レンジャー」とも呼ばれたほどの山岳地訓練を受けた部隊ですよ」と返すのが正しいあり方であり、第一声が「装甲車なら火砕流にも耐えられます」というのは視点の立て方がおかしいとしか言いようがない。 そして、その後の救助活動の
例の「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ……」の現代語訳です。 この文章、当時から難解で意味がわからないという感想もあったそうですから、現代語訳をしておくのも一興だろうと思いました。 また、小中学校の社会科教材として使ったりしてもいいかもしれません。この訳文は引用自由です。 私は世界の大勢と我が国の現状を深く考え、通常でない方法を使ってでも事態を収拾しなければならないと決意した。このことについて、忠実で善良な国民の諸君にお話ししようと思う。 私は政府に命じ、アメリカ・イギリス・中国・ソ連の4国に対して、先にこの4国の出した共同宣言の受け入れを通告させた。 もともと、国民が健康で安心して暮らせるように、また世界がともに繁栄していけるようにするというのは、天皇家が昔から掲げていた目標であり、私も常々努力していたことである。先にアメリカ・イギリスに宣戦したのも、我が国が滅ばないように、また
サパティスタ民族解放軍、メキシコ、2005年5月25日イタリア、ミラノ市、インテルナチオナーレ・デ・ミラノ・サッカー倶楽部代表マッシモ・モラッティ様 メキシコ、チアパス州、EZLN反乱副司令官マルコスより ドン・マッシモ様 あなたのサッカーチーム、インテルナチオナーレ・サッカークラブが、我々の提示した友好的な挑戦を受け入れたことを伝える書簡が我々の元に届きました。あなたの回答にあふれる友好的な口調、誠実な姿勢について、我々は感謝します。メディアを通じて、インテルの指導部、コーチ陣、選手たちが出された声明を知りました。その声明は あなた方の心の気高さをはっきりと示すものにほかなりません。我々は、長い道のりであなた方と出会えたことがとてもすばらしいことで、尊厳ある二つの大地、イタリアとメキシコを結びつける橋の一端を担えることは、我々にとって栄誉あることと思っていることを承知ください。 私は、
2007.05.31. 『丸山真男 回顧談』 を 読む 昨今、南原繁、丸山真男、竹内好、が、また読み返されているそうである。 その火付け役は、立花隆の 『天皇と東大』 だそうだが、僕は昨年八月の終戦記念日に、立花 さんが主宰した東大安田講堂での 「南原繁を語る会」 に出席し、そのことはこのホームページ でもご報告した。 その折、久しぶりに南原総長の次男晃氏にお目にかかったが、その晃氏から今年正月、次の ようなメールを頂いた。 安藤義信様 あけましておめでとうございます。今年も,玉稿を楽しみにしています。 昨日、丸山真男回顧談(岩波)が最近刊行され実に面白いと聞き、早速丸善で買い求め、 読み始めたら、さすがというしかなく、最後まで一気に読んでしまいました。昭和史の教科書として これに勝るものはないと言っても良いかもしれません
軍務で尽くした人は、国立墓地に葬られる権利がある。行使するかどうかは故人と遺族の判断=アーリントンで、三浦写す 小泉首相の靖国神社参拝表明をきっかけに、戦没者の慰霊の問題が浮上している。A級戦犯分祀(ぶんし)や非宗教法人化で靖国神社の国家管理の方向に踏み出すのか、それとも千鳥ケ淵戦没者墓苑や新たな国立墓地を整備するのか。よく参考例に引かれるのが、無名戦士の墓で有名な米ワシントン郊外のアーリントン国立墓地だ。先の訪米で首相も訪れた。ただ、アーリントン墓地はもともと個々の軍務経験者を埋葬する墓地であり、そこに入ることも、どの宗教を選ぶかも故人と遺族の自由に任されている。そうした日本との違いも踏まえて議論する必要がある。(アメリカ総局・三浦俊章) ●JFKで名所に 礼砲が響いた。アーリントン墓地では毎日二十数件の葬儀がある。 ヘレン・ホイットラーさん(73)は、海軍に22年間勤めた夫を葬った。
戦争の予感/終結への視点 5 (亀井秀雄の発言・ヒストロジィ II) III章 戦争の終結へ向けて (1)「鬼畜米英」について (2)情報の封殺? (←同時代への発言・目次) III章 戦争の終結へ向けて (1)「鬼畜米英」について さて、ところで、「鬼畜米英」という言葉は、いつ頃、どんな文脈で使われるようになったのだろうか。前回の「ヒストロジイ I」で、筑紫哲也の文章を引用しながら、そんな疑問が湧いてきた。それは戦局が不利になり、日本が追い詰められた時期に生まれた言葉ではないか。漠然とながら、私はそんなふうに考えていたからである。 こういうことを調べる上で、一番確かな資料は『新聞集成 昭和編年史』であるが、残念ながら私の手元にはない。この雪深い真冬に、大学の図書館まで調べにゆくのも億劫だ。そんな横着な気持ちで、差し当たり『復刻版 新聞 太平洋戦争』(読売新聞社、昭和45年)をめくっ
私はただの戦史オタクで、現代軍用機を語る資格はないが、この飛行機のニュースはちょっと気になる話題なので、雑文を書いてみようかという気になった。おひまな方はお読みいただければ幸いである。 垂直離着陸機「オスプレイ」は「落ちる飛行機」だという評判がしきりで、配備反対運動が激しい。 それにしては、VTOLの先輩の「ハリアー」の反対運動はあんまり聞かない(ぐぐったら、あるようではある)。 2ちゃん的資料では、事故率では「ハリアー」の方が高いのだそうだが。 どうも世間的には、危険度では 「オスプレイ」>>「ハリアー」のようである。 実のところ私の個人的感触としても、「オスプレイ」が日本に配備されると聞いた時、「えーっ、あんな落ちる飛行機を?」と思った。 どうも「ハリアー」にくらべて「オスプレイ」の方が、「素性が悪い」機体のようなイメージが強い。先天的に欠陥のある機体を改良改良でひねくり回
[トップページ記事] 22.紙、特に洋紙の進展(2) ・・・印刷術、製紙原料、および手漉きから機械抄きへの変遷 前々回に紙需要拡大のもととなった印刷機の発明と進展について述べました。今回は、その続きとして洋紙の進歩・発展のもととなった手漉き法から機械抄き法(抄紙機)、および製紙原料である木綿や亜麻などの布ボロから木材繊維活用によるパルプ製造・機械化の発明と進展について説明します。 手漉きから機械抄きへ…抄紙機(しょうしき)の発明と進展 紙は自然にあったものではなく、必要のために人間が作り上げたものです。そして長い歴史の中で、より良いものへと、その作り方や使い方が改良され原料、性質、機能などが変わってきました。 中国で紙は発明されましたが、その紙を作るのに、手で行っておりました。そのため紙の製法が中国から伝わったヨーロッパ各地でも当初、紙漉きは手漉きでした。 15世紀半ばには、
●悪ふざけバンザイ まさか、ちくま新書という権威からこんな悪ふざけ本が出るとは思わなかった。タイトル『完全教祖マニュアル』からわかるように、「教祖になろう」をコンセプトとする本書は紛れもなく悪ふざけであり、著者たちは確実にこの悪ふざけを楽しんでいる。 だが悪ふざけであると同時に、著者たちの言うようにこれは「実用書」でもある。巻末の6ページにわたる参考文献一覧からも明らかなように、彼らの宗教に関する知見は広く、深く、確かなものだ(と、素人に同然の宗教知識しかない僕なんかは思う)。また新興宗教を巡る現代日本の状況については著者自身やその知人による豊富な経験と綿密な取材に基づいており、説得力がある。(著者の一人である架神恭介氏のブログを読めばわかるが、彼はこの本のために様々な宗教団体に潜入取材を行っている。) この「悪ふざけ」と「実用」との両立が、えもいわれぬ面白さを醸しだす。「本気」と「
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