昨日紹介したクルーグマンとワルドマンの議論はその後も続き、1/17付けでクルーグマンがワルドマンへの再々反論のエントリを立てた。そこでクルーグマンは、準備預金への付利は、FRBが非ゼロ金利時に総需要に大きな影響を及ぼす力を有しているという事実も、政府債務で賄う財政赤字と貨幣発行で賄う財政赤字には大きな違いがあるという事実も変えはしない、と述べている。 ちなみに、同エントリでクルーグマンがリンクしているように、FT Alphavilleのイザベラ・カミンスカもこの議論に注目し、1/16付けでまとめエントリを立てている。カミンスカがこれに注目したのは、本ブログでも昨年9/13エントリで紹介したように、準備預金への付利を撤廃すると金融市場に混乱が起きる、というのがFT Alphavilleのかねてからの立場だからである*1。 一方、ワルドマンの1/15エントリのコメント欄にRebelEconom