rietiに関するharumanachikaのブックマーク (15)

  • RIETI - JIPデータベース2023

    経済産業研究所(RIETI)の「産業・企業生産性向上」プログラムの「東アジア産業生産性」プロジェクトでは一橋大学経済研究所と協力して、日の経済成長と産業構造変化を分析するための基礎資料である、日産業生産性データベース(Japan Industrial Productivity Database、以下ではJIPと略記)の改訂と更新を進めてきた。今回このウェブ・ページで公開するのは、JIP 20232023年5月31日)である。JIP 2023は、1994年から2020年に関する、各産業別に全要素生産性(TFP)を推計するために必要な、資サービス投入指数と資コスト、質を考慮した労働投入指数と労働コスト、名目および実質の生産・中間投入、TFPの上昇率を計算した成長会計の結果、労働生産性上昇の要因分解などの年次データから構成されている。また質を考慮した労働投入指数と労働コスト、名目および

  • コラム「日本企業の中期実質賃金見通し」

    政府および日銀行は、「賃金と物価の好循環」のカギになるのが賃上げだとしており、今年(2024年)の春闘で賃金上昇率が消費者物価(CPI)上昇率を上回り、実質賃金の上昇につながるかどうかが注目されている。さらに、例えば経済財政諮問会議では賃金の持続的・構造的な引き上げについて議論が行われている。稿では中期的な実質賃金の観点から、日企業へのサーベイに基づく観察事実を紹介したい。 企業サーベイの概要 以下で用いるのは、2023年度「経済政策と企業経営に関するアンケート調査」である(注1)。2023年12月から2024年1月にかけて従業員50人以上の企業を対象に行ったもので、1,377社から回答を得た。 この調査では、年度(短期)および5年先(中期)に、自社の常時従業者の賃金が2022年度に比べてどの程度増加/減少すると見込んでいるか尋ねている。中期的な賃金見通しの質問の具体的な文言は、「

    コラム「日本企業の中期実質賃金見通し」
  • RIETI - 人工知能(AI)等と「雇用、人材育成、働き方」

    1. はじめに 2013年9月、英国オックスフォード大学の若い研究者カール・ベネディクト・フレイとマイケル・A・オズボーンの2人が論文「The future of employment; how susceptible are jobs to computerization」を発表した1)。その内容は衝撃的で、「米国において10~20年以内に労働人口の47%が機械に代替されるリスクが70%以上」という推計結果であった。この発表を契機として、世界中で「雇用の未来」に関する研究ブームが発生した。研究はめざましいスピードで進み、日々、新しい研究成果が発表された。 日ではメディアがこの推計値を誇張して伝え、国民の間には人工知能が人間の雇用を奪うのではないかという危惧が広がっている。その懸念は人工知能技術開発の足を引っ張ることにつながる。漠然と人工知能に対して不安感を持つのでなく、科学的データや

  • RIETI - Automation and the Disappearance of Routine Work in Japan

    研究では、1980年以降の日における自動化技術の労働市場における影響について、自動化が代替しうるタスクを念頭に、多面的な検証を行った。わが国全体で観察される定型的作業を主とする職業の就業割合低下が自動化に起因するものかを考察するために、各産業の自動化技術進展がもたらす影響が、通勤圏ごとに、期初の産業構造に応じて異なることを用いて、通勤圏単位での実証分析を行った。第一に、自動化は、通勤圏全体の就業率に有意な影響をもたらさないことを発見した。より細かい労働者の属性に限定しても同様であり、また正規から非正規雇用への転換を促進する効果も観察されなかった。第二に、自動化は、製造業を中心とした定型的作業を主とする職業の就業割合を減少させ、通勤圏単位での労働需要をサービス業の非定型的タスクを主とする職種へとシフトさせることを示した。同時に、製造業とサービス業における、事業所数や売上出荷額の変化を調べ

  • RIETI - 男女の賃金情報開示施策:女性活躍推進法に基づく男女の賃金差異の算出・公表に関する論点整理

    2000年代以降、男女間賃金格差縮小のために男女の賃金情報開示施策 (gender wage/pay transparency policy) が各国で採用されているが、日でも2022年7月の女性活躍推進法の厚生労働省令改正によって導入されたところである。稿では、この施策に関連する分析ならびに論点整理を行った。 まず、政府統計の調査票情報を特別集計し、厚生労働省が定める計算方法で算出する「男女の賃金差異」の平均等の統計情報を提供するとともに、各社が自社の男女の賃金差異を公表する際の分析材料を提供するために、それと相関する職場属性を探る回帰分析を行った。その結果、全ての労働者の男女の賃金差異は、実労働時間と勤続年数の男女差、事業所の女性割合、女性労働者に占める非正規割合、管理職に占める女性割合と相関関係のあることが示された。 さらに、諸外国の男女の賃金情報開示施策に関する先行研究のサーベ

  • コラム・寄稿「ジョブ型雇用の誤解を解きほぐす(動画)」

    近年注目を集めるジョブ型雇用。日経済団体連合会(経団連)もジョブ型雇用の導入促進に舵を切り、経営者らがジョブ型雇用に言及する機会も増えてきた。コロナ禍で在宅勤務が半ば強制的に実施され、日企業もジョブ型雇用に移行すべしという議論が盛んに行われるようになってはいるものの、その多くはジョブ型雇用の質をはき違えており、誤解に満ちているといっても過言ではない。雇用や労働市場分析の第一人者である鶴光太郎ファカルティフェローに、こうしたジョブ型雇用の誤解や今後の課題について聞いた。 コンテンツはrietichannel(YouTube)にて提供いたします。 ――今、なぜジョブ型雇用が着目されているのでしょうか。 私は、2020年から現在の流れは第2次ジョブ型雇用ブームだと感じています。第1次は2013年、私が内閣府の規制改革会議の雇用ワーキング・グループの座長として、ジョブ型雇用の推進を大々的に

    コラム・寄稿「ジョブ型雇用の誤解を解きほぐす(動画)」
  • コラム・寄稿「最低賃金の引き上げは雇用を奪うのか-望ましい最低賃金政策について考える-(動画)」

    コロナ禍の影響を考慮して2020年の最低賃金の引き上げは限定的なものでした。 中小企業を中心に最低賃金の引き上げは経営を圧迫し、ひいては廃業や雇用の喪失につながるため慎重に検討されるべき、との声は依然として強いものがあります。 一方で、最低賃金の引き上げによって労働者の賃金水準を向上させ生活を改善させるべきとの主張があり、最近は、最低賃金の引き上げによって非効率的な企業の退出を促し、生産性を向上させよとの主張も強くなされています。 最低賃金の引き上げは雇用を奪うのか、あるいは雇用を減らさず賃上げを実現するのか、さらに企業の生産性を向上させうるのかについては、エビデンスに基づく理論的な整理が必要であり、そのうえで日における過去の最低賃金引き上げで何が起こったのかについての整理が必要です。 今回、川口大司RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/東京大学大学院経済学研究科・公共

    コラム・寄稿「最低賃金の引き上げは雇用を奪うのか-望ましい最低賃金政策について考える-(動画)」
  • 経済産業研究所「新型コロナと在宅勤務の生産性」を読む!!! - 元官庁エコノミストのブログ

  • Blockchain and Crypto Currency

  • 特別コラム「新型コロナウイルス感染症の経済への影響と求められる政策対応」

    現状評価 新型コロナウイルス感染症の現状は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の3月19日の分析・提言にあるように、欧州などでみられるような感染の爆発的な増加、つまり、オーバーシュートはなんとか抑制されている状況といえるだろう。もちろん、日の場合、検査数がそもそも少ないため、感染者数が過小評価されているという指摘もあるが、死者数の水準、増加率がある程度それを裏付けるエビデンスとなっている。 このため、クラスター感染を抑制し、持ちこたえていくことで、感染者数の推移を示すカーブを平準化させ、感染者数のピークを低くし、先にずらしていくことが重要である。爆発的な感染が起きてしまえば、イタリアなどにみられるように医療が崩壊するとともに、ロックダウン(感染地域の封鎖、外出禁止、必需品以外の閉店命令など)に結びつき、経済社会への影響は計り知れない。むやみに検査数を増やし軽症の患者が病院へ殺到すれば

    特別コラム「新型コロナウイルス感染症の経済への影響と求められる政策対応」
  • 社会科学の役割は「見晴らしのいい丘」:鶴光太郎氏インタビュー | 仮想制度研究所 VCASI

    社会科学の役割は「見晴らしのいい丘」 語り手:鶴光太郎 経済産業研究所上席研究員 聞き手:大西健、成田悠輔(VCASI研究助手) 鶴光太郎氏(東京財団仮想制度研究所(VCASI)フェロー、経済産業研究所上席研究員)は、経済企画庁(当時)を皮切りに、OECD、日銀行でのエコノミスト経験を経て現在は経済産業研究所で比較制度分析や経済システム分析、コーポレートガバナンスなどの分野で研究を行っている。インタビューでは、鶴氏がこれまで政策現場そしてアカデミアにおける研究から見てきた「制度」への認識や課題、社会システムのあり方、さらにはVCASIと今後の政策研究の可能性についてお話をうかがった。 大学の数学科を卒業して経済企画庁に入庁したが(1984年)、当時急務だったのは貿易摩擦問題をどう考えるかということ。3年目に海外調査の部署でアメリカの経済分析を担当したが、為替レートや貿易収支についての理

  • RIETI - 『失われた20年』と日本経済

    「バブル経済」崩壊以降の日の長期停滞に関する従来の研究の多くは、金融の機能不全やデフレの影響を中心に展開されてきた。しかしながら、2000年代に入り、不良債権やバランスシートの毀損、等の問題がほぼ解決した後も、経済成長率はほとんど加速しなかった。「失われた20年」の経験は日の経済停滞を、バブル崩壊やその後の不適切な財政・金融政策がもたらした一過性の問題としてではなく、慢性的な需要不足や生産性の長期低迷など、より長期的・構造的な視点で捉えることを、我々に迫っている。 このBBLセミナーでは、最近出版した『「失われた20年」と日経済』日経済新聞出版社、に基づきながら、このような視点による研究成果を報告する。報告にあたっては特に、どのような企業が生産性上昇や雇用創出に寄与しているか、他の先進諸国と比較して日の何が問題なのか、最近の円高や貿易収支赤字化をどのように理解すべきか、に焦点を当

  • RIETI - 生産性向上と働き方改革

    経済産業研究所(RIETI)では、社会的に関心の高い政策課題をとらえ、それに関わるRIETIでの研究成果のタイムリーな対外発信も含め、議論を深めていく「RIETIハイライトセミナー」を開催しています。 人口減少社会において経済成長力を確保するためには、女性や高齢者などの潜在労働力の活用と、多様な働き方の選択肢を広げていくことを通じた一人当たり労働生産性の向上が必要です。今回のハイライトセミナーでは、日の労働生産性を向上させつつ、一億総活躍社会を実現する方策について、専門的な見地から議論します。 イベント概要 日時:2016年11月17日(木)14:00-16:00(受付開始13:30) 会場:経済産業研究所セミナー室1121号室(100-8901 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階) 開催言語:日語 参加費:無料 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI) 定

  • RIETI - 格差拡大、成長に悪影響?

    グローバルな金融危機以降、世界的に所得や富の格差に対する関心が高まっている。パリ経済学校のトマ・ピケティ教授が「21世紀の資」で論じているように、20世紀の末から、所得格差は世界的に拡大している。 格差拡大の1つの原因は、あらかじめ保険をかけることができない様々なリスクが人生の各段階で個人を襲う、ということである。リスクが無数にあれば、もっとも運の良い人と、もっとも運の悪い人の差は時間とともに開いていく。格差の原因のサーベイとしては、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのマリア・クリスチーナ・ディナルディ教授による2015年の論文などがある。 ◆◆◆ 「格差の拡大が経済成長に影響するか」というテーマも関心を集めている。経済協力開発機構(OECD)や国際通貨基金(IMF)の研究者は、所得や富の格差が経済成長に悪影響を与える可能性を示す研究をしている。 OECDのフェデリコ・シンガロ氏の1

  • コラム「企業の海外進出に伴い、国内の雇用は失われているか?」

    「日企業の海外進出が進むことで、日の雇用は失われていると思いますか」 この疑問に対し、多くの人は「はい」と答えるだろう。企業が工場を国内から海外へと移転することで、国内の工場を閉鎖してしまい、それが雇用の削減につながる、というイメージが定着してしまっているためである。しかし、このイメージは、少なくともこれまでのところは、必ずしもデータによって支持されているわけではない。 たとえば、オーストラリアRMIT大学の山下直輝教授らの研究は1991年から2002年までの製造業に属する海外進出企業約900社(各年)を対象として、海外従業者数と国内従業者数の関係を統計学的に分析している(注1)。彼らは日の親企業のデータと海外子会社のデータを接続することで、親企業の特性だけでなく、海外進出企業の進出先の要因も考慮しつつ分析を行った。分析の結果、海外従業者数と国内従業者数の間には、統計的に有意なマイナ

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