6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で19年になり、被害を受けた地域では地震が起きた午前5時46分に合わせて犠牲者に黙とうをささげました。 このうち神戸市中央区の東遊園地には、震災で家族や友人を亡くした人たちなどが集まり「1.17」の形に並べられた竹の灯ろうの前で、地震が起きた午前5時46分に合わせて黙とうをささげました。 慰霊碑の前では追悼の集いが開かれ、震災5日後に当時95歳の父親を亡くし、その後、各地の慰霊碑を訪れている神戸市の上西勇さん(86)が「慰霊碑の一基一基が『私たちと同じような目に遭わないで下さい』と語りかけてくるように思えてなりません。残された遺族があすに向かって健やかに歩まれることを祈念します」と追悼のことばを述べました。 震災から19年がたち、兵庫県では災害復興住宅で暮らす人のほぼ半数が65歳以上となるなど被災者の高齢化が進んでいます。 震災を知らない世代