連載第1回は夕張のことをテーマとして取り上げましたが、とても多くの方に読んでいただきました。都会の人に地方の問題をどう伝えればよいのか手探り状態ですが、大変ありがたく思っています。 今回は、高齢化のお話です。 都会に住む方に「人口減少」のお話をすると、なかなかピンとこないようです。人口減少と言われても、どこか遠い世界のことのように感じられると思います。 それは無理もないことで、例えば、私が住む神奈川県横浜市。横浜市の2035年までの人口予測は以下のグラフの通り、2020年頃まで人口が増え続け、373万人まで達します(厚生省の社会保障・人口問題研究所の予測を基に筆者が作成。以下同じ)。 働く世代の減少はすでに始まっているのですが、そのスピードはとてもゆっくりなので、この恐怖を感じにくいと思います。 首都圏では福祉施設の整備が致命的に遅れている ところが、高齢化の実態を観察してみると、全く異な
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