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ブックマーク / somethingorange.net (10)

  • 連城三紀彦が天才すぎる件。 - Something Orange

    綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(2) 作者: 綾辻行人,有栖川有栖出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/27メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (10件) を見る 現代を代表する推理作家綾辻行人と有栖川有栖が、毎回何かしらの短編推理小説を取り上げ論評する『メフィスト』の名物企画「ミステリ・ジョッキー」をまとめた一冊。 読み手としても一流の「目」をもつふたりが、該博な知識をもとにレアな短編を取り上げてはああでもないこうでもないと語り合う非常に楽しいである。 今回は収録作のうち有栖川有栖「黒鳥亭殺人事件」、綾辻行人「意外な犯人」、ディーノ・ブッツァーティ「なにかが起こった」、小松左京「新都市建設」が既読で、そういう意味ではお得度は低かったが、でも好きな短編が取り上げられているのはうれしいものだ。 「なにかが起こった

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    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2009/12/07
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  • いまこそ『しゃにむにGO』を読むとき! - Something Orange

    しゃにむにGO (1) (花とゆめCOMICS) 作者: 羅川真里茂出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1999/03メディア: コミック クリック: 122回この商品を含むブログ (41件) を見る ペトロニウスさんのところで知ったのだけれど、とうとう最終巻が発売されたのですね。 第一巻の発売が九九年の三月だから、ここにいたるまで、丸十年。いや、長かった。この長大な物語を弛めず、歪めず、結末まで描き終えた作者に拍手。 物語は、陸上選手として天才的な才能をもちながらテニスへ移った伊出延久と、テニス選手として伸び悩む滝田留宇衣の出逢いから始まります。 初心者でありながら驚異的な速度で進歩していく延久と、精神的な問題で才能を開花させられずにいる留宇衣。あらゆる意味で対照的なふたりは、たがいに影響を与え合いながら成長していきます。 そしていま、かれらは全国大会決勝で遂に相まみえました。はたして歓

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  • キャラ萌えは作品をダメにするか? - Something Orange

    ペルソナ4 出版社/メーカー: アトラス発売日: 2008/07/10メディア: Video Game購入: 16人 クリック: 246回この商品を含むブログ (428件) を見る 『ペルソナ4』2周目終了しました。 いや、正確にいうとまだ終わっていないのだけれど、イベントはほとんど見たし、真EDもニコニコで見たし(!)、ここら辺で切り上げてもいいかという気になった。 当にすばらしい作品でした。何しろ、「ゲーム性になんて興味ないね。物語さえあれば十分」とうそぶき、エロゲばかりやっていたぼくが、一気に小学生気分に戻ってどはまりしたくらい。 すでに各所で書かれていますが、この作品の魅力の一はその「擬似高校生生活」の充実ぶりにある。 物語はなぞめいた能力「ペルソナ」に目ざめた高校生の主人公が、その能力を用いてある殺人事件の犯人を追いかけていくところから始まります。 この事件の展開もミッシング・

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    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2009/03/09
    スパイスの喩えはいいなぁ。予想もしなかった組み合わせが意外と合ったりするところは、まさに料理におけるスパイスの様だと思う。
  • リア充なんてこわくない! - Something Orange

    ペルソナ4 出版社/メーカー: アトラス発売日: 2008/07/10メディア: Video Game購入: 16人 クリック: 246回この商品を含むブログ (428件) を見る 昨日も書いたように、アトラスの『ペルソナ4』をクリアした。すでに各所で記されている通り、『ペルソナ』の名に恥じない傑作だ。 いや、はまった、はまった。十日間のあいだ、ほぼぶっ通しでプレイしてしまった。寝ても覚めてもペルソナな日々、それはもう楽しかった。RPG好きで未プレイの方には自信をもってお奨めしたい。 さて、このゲームにかんしては以下の記事が有名である。今回は『P4』とこの記事を肴にして「リア充」という概念について語ってみたい。 ということで、「リア充」とは、たとえば彼女や彼氏がいたり、友達が多かったり、学生であればサークル活動やバイトに勤しみ輝ける青春を送っているという、僕から見れば羨ましすぎて万死に値す

    リア充なんてこわくない! - Something Orange
  • 原初の「一」。 - Something Orange

    一次創作と二次創作の関係についてはよく考える。 たしかに現代日では二次創作が春を謳歌している。たとえばギャルゲのSS(二次創作小説)は何十万あるかわからないし、コミケに行けば何万冊という同人誌が売られているし、そして、ニコニコ動画はMAD動画というかたちで二次創作の春を迎えている。 コミケやニコニコではその道のプロまでがこぞって二次創作に耽っていることはご存知の通り。ほとんど原典とは無縁なほど想像を働かせた場合もある。「このキャラ、どこのだれよ?」という同人はたくさんあるもんね。 また、この場合のオリジナルとは物語に限らないこともご存知の通り。ひとはそこに妄想の余地さえあればいくらでも萌えることができる。 そういう意味では、現代は全く二次創作の時代だ。オタクたちの想像力は素晴らしい。もう二次創作さえあれば一次創作なんてなくても生きていけるんじゃないかと思うくらい。 が。それでもなお、まだ

    原初の「一」。 - Something Orange
  • 『エピデミック』日本唯一の疫学小説に震えろ! - Something Orange

    エピデミック 作者: 川端裕人出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12メディア: 単行 クリック: 28回この商品を含むブログ (42件) を見る 「先生、もう状況は聞かれてますよね」 「うん、さっき、島袋クンから連絡があった。ぼくがこの時点で思うのはね、SARSだったら逆によかったと思わなきゃならないんじゃないかな、ってことで……」 「はい?」高柳の声がうわずって聞こえた。 あれ、ぼくはなんか変なことを言ったかな、と棋理は自問する。しかし、きわめて論理的に正しいことを言ったまでだ。 『エピデミック』。 川端裕人の最新作は日初の「疫学小説」である。ハードカバーで500ページに及ぶ超大作で、読みごたえ十分。 内容も端正かつ迫力満点で、一見地味なテーマでも読ませる読ませる。「疫学」という学問の存在自体を知らないひとにも十分にお奨めできる力作だ。 物語の舞台はある地方都市。沿岸の

    『エピデミック』日本唯一の疫学小説に震えろ! - Something Orange
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2008/02/19
    読んでみようかな。
  • 清少納言は「と抜き言葉」に怒っていた。 - Something Orange

    世にも美しい日語入門 (ちくまプリマー新書) 作者: 安野光雅,藤原正彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (27件) を見る ベストセラー『国家の品格』の著者藤原正彦が、画家安野光雅との対談を収めた一冊。 それなりにおもしろいおもしろいのだが、どうも首をかしげる記述が多すぎる。日語贔屓が過ぎて、贔屓の引き倒しになってしまっている気がする。 たとえば、日語の語彙の豊かさを語った箇所はこう。 シェークスピアは、四万語を駆使したと言われています。すごいと思うけれど、しかし日語というのは中学生用の国語辞典を見たって五万語くらい出ています。広辞苑は二十三万語です。 五百年前の一個人と現代の辞典を比べることにどれほどの意味があるのだろう。比較するならせめて同時代の英語と日語でなければならないだろう。

  • エロゲオタにささげる切ない名作18選。 - Something Orange

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    エロゲオタにささげる切ない名作18選。 - Something Orange
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2007/12/20
    これは良いベスト。参考にさせてもらいます。
  • ミステリとルールの関係を『ガンダム』で説明してみるよ。 - Something Orange

    「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」はミステリ界では常識的なことなので、わざわざ書くほどのことかと思う。しかも、流水大説や竜騎士大説などを見るに、現代の推理小説(大説)では、十戒や二十則は完全に無視して書いても、(激しい批判を受けながらも)ヒット作になりうることが分かる。だから、現代ミステリにおいては、10も20も合わせて30も覚えなくても、たった1つの簡略版で十分なのではないか。 ――「現代ミステリに十戒も二十則もいらないのでは」 というか、べつに古典だって守っていませんよね。 クリスティの『ナイルに死す』とか、クイーンの『ドラゴンの歯』とか、古典にも、ロマンス要素をもり込んだ作品はたくさんあるわけです。 ドラゴンの歯 (創元推理文庫 104-20) 作者: エラリー・クイーン,宇野利泰出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1965/07/23メディア: 文庫この商品を含むブロ

    ミステリとルールの関係を『ガンダム』で説明してみるよ。 - Something Orange
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2007/10/26
    十戒・二十則関連
  •  忘れがたい8文字。 - Something Orange

    有栖川有栖の最新作『女王国の城』発売がいよいよ間近に迫ってきた。 ただの新作ならそれほど注目する必要もないが、この作品、何と『月光ゲーム』、『孤島パズル』、『双頭の悪魔』に続く江神二郎シリーズ、実に15年ぶりの第4弾なのである。 月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) 作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1994/07/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 140回この商品を含むブログ (138件) を見る 孤島パズル (創元推理文庫―現代日推理小説叢書) 作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/08/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (101件) を見る 双頭の悪魔 (創元推理文庫) 作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/04/21メディア: 文庫購入:

     忘れがたい8文字。 - Something Orange
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2007/09/16
    椎茸…?ともあれ新刊が楽しみ
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