楽天の電書リーダkobo、盛り上がってますね。いろんな意味で。 koboは、USBストレージとして中身が直接見え、そこにファイルを放り込むだけで書籍として認識される、という自由度の高いところが一つの素晴らしいところです。 書籍として認識されるファイルとして、htmlも有効なんです。普通の使い方としては、テキストファイルをhtml化して入れると、ページネーションをして読めるということなんですが、このhtmlはjavascriptが動くんですね。 というわけで、アプリっぽいものが作れるんじゃないかと試してみよう、というのがこのページです。 javascriptが動くといっても、普通のブラウザに比べればいろいろ制約があります。 ちょっと調べた結果、いままでわかってるのは以下の様な感じです。 html単独ファイルのみで構成される必要があり、外部の画像やcss,jsファイルはとりこまれない。 フォー
・人類が消えた世界 Amazon.comベストブック2007の第1位、Times誌が選ぶ2007年ノンフィクション第1位に選ばれ200万部を突破した米国の大ベストセラー。 人類がある日突然地球上からいなくなったとしたら、世界はどう変わっていくかをシミュレーションされている。数日後にはメンテナンスを失った排水機能が麻痺して、ニューヨークの地下鉄は水没する。2,3年後には下水道やガス管が破裂する。5から20年後にはボルトが劣化して木造住宅やオフィスビルが崩れ始める。200年や300年もすればブルックリン橋のような建築も崩落する。世界は野生動植物のものに戻るが1万5千年後には氷河期ですべては凍りつく。そこには人類が不在の未来史10万年、100万年、数億年先になにが起こるかが描写されている。 この本はサイエンスフィクションではなくて、ドキュメンタリであり、人類が地球環境に与えている負荷の大きさを知
密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史 作者: 石田美紀出版社/メーカー: 洛北出版発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 255回この商品を含むブログ (40件) を見る 竹宮惠子のマンガ、栗本薫/中島梓の小説、そして雑誌『JUNE』の創刊と次世代創作者の育成…。“やおい・ボーイズラブ”というジャンルもなかった時代にさかのぼり、新たな性愛表現の誕生と展開の歴史を描ききる。竹宮惠子氏、増山法恵氏、佐川俊彦氏へのインタヴューも収録。 竹宮惠子、萩尾望都が描いた少年愛とその源泉となったヨーロッパ文学、稲垣足穂の「少年愛」、三島由紀夫と少女マンガにおける少年愛の比較、栗本薫の存在、雑誌『JUNE』の誕生、と時代を追いながら「女性による女性のための男性同士の性愛物語」について、当事者視点から詳しく語られている。一次資料への言及も多く、参照文献もきちんと示されているの
エロカルチャー 2009年07月28日 『銭』(鈴木みそ著、エンターブレイン発行)は、死にかけちゃった男のコが浮遊霊となり、出会った浮遊霊仲間とともに、この世の中の「カネの流れの仕組み」を覗き見ていく話である。というと突拍子もない話に聞こえるかもしれないし、浮遊霊とかいう設定にひっかかりを感じる人もおられるかもしれないが、もし立ち読み可能な本屋さんやマンガ喫茶に行く機会があれば、ちょっと試しに数ページでいいからめくってみて欲しい。浮遊霊うんぬんがふっとぶほどの「銭」の情報量に圧倒されるはずだ。 しかも、その「銭」の流れはうまいこと現代のツボを突いていて、「カフェを起業するときの金勘定の流れ」や「メイド喫茶の値段」、「ペットブリーダー」「ホスト」「葬式」と誰もが一度は「実際内部で何がどーなって、あの値段になってるんだろう?」と思ったことのあるようなネタが満載。しかも「そこまで描くか!?」とい
チャパーエフと空虚posted with amazlet at 09.07.21ヴィクトル ペレーヴィン 群像社 売り上げランキング: 56546 Amazon.co.jp で詳細を見る 会社で資格をたくさん取ると図書カードをくれる制度ができ、それでもらった図書カードで購入した本。本来なら「またこれで別な資格の問題集でも買え、な?」ということなのであろうが、会社の意向とは正反対に、また、どうしようもない小説を読んでしまった! という感慨でいっぱいの読後感。「ロシアの村上春樹」、「ターボ・リアリズム*1の旗手」と評されるペレーヴィンの最高傑作という噂なのだが、ここまでどうしようもない小説だと、別な作品に手を出そうかどうか正直迷わなくもない。死ぬほど笑える部分もあるのだが、空虚な幻想と妄想が、空虚な現代ロシアとリンクする……と言われても、なんだか……。 二〇世紀初頭、革命派と反革命派がロシア国
「Learning Python」 米O'Reilly Mediaは、Python学習者向けのiPhone/iPod touchアプリ「Learning Python」をApp Store上で公開した。価格は600円。対応デバイスはiPhone/iPod touch(第2世代)で、動作環境はiPhone OS 2.0以降。ファイルサイズは4.3MB。 Learning Pythonは、O'Reillyから刊行されている同名の書籍をアプリ化したもの。オフラインでのコンテンツ閲覧や検索機能、ハイパーリンクを活かしたクロスリファレンスなど、iPhone/iPod touchアプリならではのメリットが盛り込まれている。 米O'Reillyは、Learning Python以外にも「Python Cookbook」が追加されているほか、「JavaScript: The Good Parts」「Rea
テクノロジーが文学にいかなる影響を与えたか? を検証するという著作。 電子機器が発展した今でこそテクノロジーと文学という繋がりは容易に連想できるものの、これが書かれた1987においてはなかなか受け入れられなかったのではないかと予想される。今になって翻訳されたのもむべなるかなというものだ。 エリオットは観察する 一見するとなんということはないエリオットの詩の中に、都市化されてゆくロンドンのテクノロジー、メディアの変遷が見て取れるという指摘は面白い。エリオットの観察眼もさることながら、それを発見するケナーの手腕に驚かされる。 パウンドはタイプを打つ 詩を記述する上で、タイプライターというハードウェアと辞書などのソフトウェアが、ある種の集合知としてパウンドにひとつの様式を与えたという論。システムはいつでも、意識的に、あるいは無意識的に人々に影響を与える。 ジョイスは書写する フィネガンズ・ウェイ
かつてSteve Ballmer(Microsoft CEO)がその前で完全にぶちぎれた男, Googleを去る Google への転職を知ったスティーブ・バルマーが激怒して壁に椅子を投げつけたという逸話が有名なマーク・ルコフスキー(Mark Lucovsky)が、今度は Google から VMware へ移籍するとのこと。 TecgCrunch の記事にはルコフスキーがデイヴ・カトラーにスカウトされてマイクロソフトに入ったことが書かれているが、新装版が出る『闘うプログラマー』にももちろん彼が登場する。しかもとても強烈なキャラクターとして。 ちょうど『闘うプログラマー』新装版を献本いただいたので、そこから引用しよう。 カトラーとペラゾーリはルコフスキーを高く評価し、マイクロソフトにはいったとき、連れてこなければならないと考えた。二十九歳で、結婚して二人の子供がいた。優秀だが、性格は未熟だ
はじめに このたび、Bo Leuf と Ward Cunningham による『The Wiki Way: Quick Collaboration on the Web』(2001, Addison-Wesley)の日本語訳である『Wiki Way コラボレーションツールWiki』(以下『Wiki Way』)を上梓することになりました。ここはそのサポートページです。 Wiki と本書について Wiki はウェブブラウザからページの作成・編集が誰にでもできるコンテンツサーバであり、自由で即効性の高い非常に強力なウェブツールです。 『Wiki Way』は、著者に Wiki の原作者である Ward Cunningham が名前を連ねているということからも、またそのインストールと基本的な利用法にはじまり、コンセプト、内部構造、カスタマイズといったものまで網羅した内容からしても、Wikiの公式的か
ロリコンにお薦めの文学を教えてください。(2ch) 読みたくなる本がおおいなー! 三島由紀夫の『鍵のかかる部屋』はロリコン的な意味で買ったんですが、やはり三島先生はロリコンではないらしく、少女の形をした少女じゃないものを描いていたようで、今一歩でした(作品としてはすごい)。 あとロリコンとしては夢野久作の「瓶詰の地獄」、田山花袋「少女病」、川端康成の「眠れる美女」森茉莉「甘い蜜の部屋」、倉橋由美子「聖少女」あたりでしょうか。M・ミオー&J・ランジュの「娘たちの学校」はちょっと違うかな。バタイユの「眼球奇譚」はどエロスですね。 あと澁澤龍彦の「少女コレクション序説」と「人形塚」はガチですかね。人形塚はほんと、ロリコンであればあるほど背筋が凍る生々しさを体験できるので、必読。 個人的に一番ガチガチのガチだと思うのは、「伊豆の踊子」です。あのお風呂から上がって手を振るシーンはロリコンじゃないと思
なんか書評書けと言わんばかりにこの本貰いましたが、まあ私に書かせてもメリットはないかと。ジャーナリストだからタブーないし。 一言でいうと、ひろゆき氏及び2ちゃんねるについて、知りたいことが全部隠されてる本だった。関係者一堂、空気読みすぎ。いつもイチローにくっついてる義田貴士みたいな“安牌インタビュー”は1冊目で十分かと。多くの読者は「知ってて書かない政治家の番記者」じゃなくて、やっぱり立花隆的なものを求めていると思う。 具体的には何かといえば、まあ以下2点が代表的な「編集者は出したいけど本人がOKしないタイトル」だろう。いずれも、ひろゆき氏の天才的なところなので、再現性ある形で書籍にまとめたらベストセラー間違いなしだ。 ①「ひろゆきはなぜ逮捕されないのか」 一部上場企業(ドワンゴ)子会社の取締役を務めているのに報酬ゼロの理由について本書では「貰っても差し押さえられるだけだから」と不敵なコメ
2009年05月30日08:00 カテゴリ書評/画評/品評Logos 人文科学者がダメな理由がわかる - 書評 - 日本を変える「知」 血、じゃなかった、知、でもなかった、痴の匂いに惹かれて購入。 日本を変える「知」 芹沢一也 / 荻上チキ / 飯田泰之 / 鈴木謙介 / 橋本努 / 本田由紀 / 吉田徹 2009-05-21 - こら!たまには研究しろ!! 他分野の若手論客と話すのは実に楽しいんですよね.シノドスはその機会を十分(過ぎるくらい^^)に与えてくれる点で非常に刺激的です. うん、面白かった。 バカの集まりというのは、外から眺めれば面白いものである。 本書「日本を変える「知」」は、著者の一人である芹沢一也が主催する「知の交流スペース」、「Synodos(シノドス)」におけるセミナーのやりとりをまとめたもの。 目次 - Amazonより 「経済学っぽい考え方」の欠如が日本をダメに
女は、尻だ。 もちろん、おっぱいも大切だ。そんなことはガッテン承知してる。しかし、おっぱいの谷底と、尻のあわいめ、どちらが見たい?と自ら質してみよう。結果は明白だ、おっぱいは尻の代替物なのだから。おっぱいの谷間から出てくるものは、色香や乳首にすぎない。いっぽう、お尻のあいだからは、糞尿だけでなく釈迦やキリスト、あなたやわたしも出てきたのだ。 そんなお尻好きへの逸品が、これ。 本書は、偏見と差別の仕打ちを受けてきたお尻とその穴について、医学的・歴史的観点から考察している。アヌスの機能にはじまり、浣腸やスパンキング、ソドミーの歴史が、豊富な図表とともに紹介されている。同時に、お尻やアヌスに魅せられた人びとの芸術的成果が、古今東西関係なく紹介されている。肉体の最も秘められた部位に関する知見をもとに、古代からある命題「アヌスは性器か排泄器か?」について、あらためて考えると興味深い。 まず「お通じ」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く