神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【研究 - 全般】 これからの科学・技術研究についての提言(神経科学者SNS「事業仕分けコミュニティ」有志) 提言の要点のまとめ - 統合脳プラットフォーム(非会員でもダウンロード可) ついにこの提言が日の目を見る時がやってきました。これは、業界向けSNSである「神経科学者SNS」において、昨年末の事業仕分けに際して開設された「事業仕分け」コミュニティでの議論をもとに、若手研究者有志のワーキンググループが3ヶ月をかけてまとめたものです。僕も議論の方向性などの点で、ほんの少しだけですがお手伝いさせていただいております。 現在のところ、この提言は総合科学技術会議(議長:鳩山総理)宛てとされており、2月中に直下の委員会にて取り扱いが審議される運びとなっております。 ところで
【ネット】ネット中継された事業仕分けに、ツイッターなどで多様な議論2010年1月12日 筆者 藤代裕之図【Googleトレンドによる「事業仕分け」の検索動向】 実線:「事業仕分け」の検索、点線:「死体遺棄事件の容疑者名」の検索(2009年12月3日保存) A:容疑者の逮捕(11月10日)、B:事業仕分け始まる(11月11日)、C:検索のピーク(11月12日)、D:事業仕分けの最終日(11月27日)=A〜Dは編集部で加筆 注目を集めた政府の行政刷新会議による事業仕分け。仕分け人と官僚の対決といった分かりやすい構図になりがちなマスメディアの報道に対して、インターネット上では対象となった事業、特に研究・科学振興のあり方について多様な議論が行われた。ネットが政治の現場と有権者をダイレクトに結びつけたことによって、マスメディアの抱える課題と新たな役割分担も見えてきた。 仕分け作業がスタートした11月
平成21年11月24日 文部科学省記者クラブ、 大阪科学・大学記者クラブ、 報道関係者各位 (社)日本地震学会広報委員会 行政刷新会議事業仕分けに対する意見表明について(お知らせ) 平素より、(社)日本地震学会の事業に対し格別の御理解と御支援を賜り厚 くお礼申し上げます。 さて、先般実施されました行政刷新会議事業仕分けにおいて、「深海ドリリ ング計画」「地球内部ダイナミクス研究」「次世代スパコン」「SPring-8」「科 研費等競争的資金」などが対象事業となり、大幅な予算縮減や予算計上見送り の判断が示されました。 (社)日本地震学会理事会では、これらの事業、および「若手研究育成のた めの競争的資金」(事業番号3-21(1) (3))に対する判断を日本の科学の将来 を大きく左右する重大な危機と認識し、文部科学省に対して別紙の通り、緊急 に意見表明を行いましたので、お知らせいたします。 問
文部科学大臣 川端 達夫 殿 文部科学副大臣 中川 正春 殿 文部科学政務官 後藤 斎 殿 平成21年11月30日 行政刷新会議・事業仕分け判定に関する要望書 ----我が国の科学技術研究強化の重要性----科学技術関連学会への日頃のご理解とご支援に深く感謝申し上げます。私たち学 会関係者は、今般の行政刷新会議による事業仕分け,特に科学技術分野に関する審 議状況と判定に関して深く憂慮し、我が国の今後の科学技術発展と人材育成に大変 な危機感を頂いております。我が国の約16万人の科学技術関連研究者をメンバー に含む主要11学会として、以下の通り、要望いたします。 無駄を省いてより良い国家予算を作るため一つの方策として行われた行政刷新会 議の事業仕分けは、妥当と思われる事業判定がある一方で、我が国の国家百年の計 を破壊しかねない判定もなされています。特に、長年積み重ねてきた研究者・教育 者の
主要20学会声明 行政刷新会議事業仕分け判定を受けて 「我が国の将来に責任を持つ科学技術研究と若手人材育成・教育の強化」 今後我々はどう考え行動しなければならないか 平成21年(2009年)12月4日 社団法人応用物理学会会長 東京工業大学教授 石原 宏 社団法人日本化学会会長 三井化学株式会社相談役 中西宏幸 社団法人日本化学会次期会長 日本学術会議第三部部長 電気通信大学教授 岩澤康裕 社団法人日本機械学会会長 株式会社東芝顧問 有信睦弘 社団法人日本機械学会筆頭副会長 東京大学副学長 松本洋一郎 社団法人日本金属学会会長 東京工業大学教授 加藤雅治 日本結晶学会会長 いわき明星大学教授 竹中章郎 社団法人高分子学会会長 京都大学教授 澤本光男 社団法人日本数学会理事長 東京大学教授 坪井 俊 社団法人日本生化学会会長 東京大学教授 北 潔 社団法人日本地球惑星科学連合会長 東京大学
私のオフィスは工学部3号館にある。安田講堂の左後ろに位置するので、本郷キャンパスの真ん中に近い。場所はいいのだが、昭和15年に建てられたものなので老朽化が進んでいる。窓のサッシは鉄製で錆びだらけになっていて、開けることができない窓が半分以上ある。そんな工学部3号館の目の前、つまり安田講堂の真後ろにあるのが理学部1号館だ。10年ほど前に新築された14階建ての立派な建物だ。 11月25日夕方、この理学部1号館で行われたのが、ノーベル賞受賞者の方々による緊急声明の記者会見だった。「事業仕分け」の削減・凍結対象になった事業のなかに科学技術予算に関係するものがたくさん入っていたので、「科学技術予算を減らすことは国家の将来を考えるうえで大変問題である」という意見を述べられたのだ。 科学技術予算3兆6000億円の使い道は有効なのか? しかし、全部で3兆6000億円にもなるという科学技術予算は本当に有効に
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