大学に行ったのは新聞記者になるためだった。特に科学に関係する記事、社会面や生活面の記事を書きたかった。新聞じゃなくても雑誌記者とかそういう方面に行きたいなーと思っていた。新聞社の受験資格は、だいたい四大卒以上だから大学は行かないと。が、大学に行ったものの、入学後に色々あって自分が体力的に強くないと知り・・・具体的にいうと勉強厳しい学校+片道2時間半通学+終電までバイトを2ヶ月やったら1週間ダウンしたり徹夜すると必ず風邪ひいたり・・・で、新聞記者にはなるには厳しそうと悟った(ちょうどそんなことを考えていたときに新聞社で活躍していた親の友人が過労死したという背景もある)。 新聞に興味があるような人間だったのでもちろん出版にも興味があった。でも自分がいち消費者として見聞きしている情報から考えて、出版業界は商売的に危ういと思っていた。特にそのときの自分の視野に入るような一般向け雑誌は絶望的に見えた