危機の実態を知らない経営陣 今年1月、NHKの新会長に福地茂雄氏(元アサヒビール社長)が就任し、副会長や理事も大幅に交代した。経営陣からは一様に「NHKはがけっぷちに立っている」「未曾有の危機だ」といった言葉が出てくるが、元同僚(私もかつてNHKに勤務したことがある)に聞いてみると、その危機感が現場とずれているのが気になる。 世間的に見ると、NHKの危機とは、昨今の横領やインサイダー取引などの不祥事だろう。それについては、弁護士を委員長とする第三者委員会を発足させるなど、きびしいコンプライアンス体制がしかれ、職員全員を査問するなど「内部統制の強化」に多大なエネルギーがさかれているようだ。 NHK職員の士気が低下している しかし今回のインサイダー取引事件の根本原因は、20年前の(セキュリティにほとんど配慮していない)ニュース原稿システムをそのまま使っていたことにある。金もうけに悪用できる情報
文系・理系を超えて次世代のメディア戦略を しかしNHKの経営陣はここ数年、不祥事への対応などの後ろ向きの仕事に追われて、積極的なメディア戦略を何も打ち出せない。こういう現状は、「失われた10年」などといわれた90年代の銀行とよく似ている。 NHKも、島桂次会長の時代には(いささかバブル的だったが)多メディア化・グローバル化を進めていた。衛星放送による受信料収入の増加はその成果である。しかし1991年に島氏が失脚し、海老沢勝二氏が実権を握ると、改革はすべて白紙に戻され、それ以来「失われた17年」が続いてきた。海老沢時代に行なわれたのは、在来の放送の中身を何も変えないで「デジタル化」する無意味な設備投資だけだ。 NHKのテレビ技術者は、個人的にはまじめで優秀だが、かつてのIBMのメインフレーム技術者やNTTの交換機技術者と同様、「レガシーシステムをいかに改良するか」という発想しかない。彼らは5
weblog 勿論無自覚無責任で良いとは思わないし、気をつける必要もあるとは思う。だがその反面、気を遣いすぎると何も書けなくなってしまうのも事実。いつも言っている事だけれども、表現とは放たれた瞬間に屍体となって見る者の前に差し出されるものなのだから。 ◆何処からワードサラダ問題でも例えば「サッカー日本代表」の話題を読みに来たのに、文章の最後に「サッカー日本代表がんばれ」という単語があるだけで、それ以外は全然関係ない日記が書かれていたらどうですか?少なくとも私はガッカリします。書くことと読むことの越えられない壁 : デジタル独り相撲私のエントリに氷川あさみと水川あさみというのがあるが、水川あさみさんが改名した事を相方から聞いた時に思いついた事をネタにしたエントリだ。本当に軽い気持ちで書いたのだけれども未だに検索経由で来る方が多く「氷川あさみ」で検索するとGoogleで二番目に表示されてしまう
日本の超高速ネット衛星『きずな』から米国が学ぶべき点 2008年2月26日 IT コメント: トラックバック (1) John Borland 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が記録した衛星『きずな』打ち上げ動画の静止画像 Photo credit: JAXA 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日(日本時間)、超高速インターネット衛星『きずな』の打ち上げに成功した。これは、広帯域の領域に関して日本が米国よりはるかに先進的であり続ける理由を示すものだ。 「きずな」という名前は公募で選ばれたもので、人々を結びつけるというような意味合いがある。日本にはすでに高速ネット環境が整備されているが、そこから取り残された地方や僻地に対しても、超高速の通信速度を提供する目論みなのだ。 JAXAの特設サイトによると、一般家庭でも直径45センチメートル程度の小型アンテナを設置すれば、最大155M
高周波の音で若者たちを撃退する装置『Mosquito』が議論に 2008年2月26日 社会 コメント: トラックバック (0) Christine Finn Illustration Credit: Liberty Human Rights, UK 十代の若者の反社会的行動を抑止する目的で作られたある装置が、若年層を「悪魔扱いしている」との理由で禁止される可能性が出てきた――街角の音響芸術向けに活路を見出す可能性は残されているのだが。 2006年に発売されたときにワイアード・ブログでもご紹介した(英文記事)この装置『Mosquito』は、人が年を取るにつれ高い周波数の音が聞こえにくくなることを利用したもので、若者にしか聞こえない不快な音を流して、若者を寄せ付けないようにする。 [同製品のサイトなどによると、店舗前にたむろする若者を追い出すなどの目的に使われているもので、17.5kHzから1
Internet Explorer 8 Beta 1、つまり次期IE8のベータテスター向けの招待状があちこちに出されており、それによると以前から言われているようにベータ版は2008年前半に登場予定であり、一般ユーザーも参加可能なものになる、とのこと。 詳細は以下から。 IEBlog : The Internet Explorer 8 User-Agent String ActiveWin.com - The Most Activated Windows Resource この記事によると、IE8のベータは一般のユーザーにもテストしてもらうためにダウンロード可能となる予定。その前に開発者を対象にしたテクニカルベータが行われる予定で、今回はその招待状が配布されている、ということらしい。 なお、IE8のUser-Agentは以下のような感じになる予定。 Mozilla/4.0 (compatib
2008年02月22日13:00 カテゴリiTechNews iTech - 電源を落としてもDRAMは落ちず ほええ、これは文字通り忘れられない。 Center for Information Technology Policy ? Lest We Remember: Cold Boot Attacks on Encryption Keys Via: Geekなぺーじ : ほとんどのHDD暗号化を解いてしまうというデモ 詳細は以下をご覧あれ。よく出来たビデオだなあ。 これ、「ディスク暗号化を解く」というより、「電源を落としても、DRAMには数秒から数分は元の記憶が残っている」というところがミソ。DRAM中のモナリザが、時とともにどう「忘れ」られていくかのデモが一番印象的。 このDRAM攻撃、これがわかれば対策も簡単。暗号化ディスクをアンマウントする際に、キーを格納するDRAM領域を上書き
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