<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年07月03日 (木)おはようコラム 「オミックスが医療を変える」 (阿部キャスター) 体の中で働く遺伝子やタンパク質の情報を集めて、総合的に病気の診断や治療を行う「オミックス医療」の研究が始まっています。 「がん」などの診断や治療に革命をもたらすといわれるこの研究について、谷田部解説委員に聞きます。 Q1:「オミックス医療」とは? 私たちの体の中では数万個の遺伝子が働き、50万種類以上のタンパクが作られている。 タンパクは酵素となどとして働き、様々な化学物質を作り、体が動いて生きている。 この体の中で起きている、複雑で膨大な情報を徹底的に集めて分析するのがオミックス。 ヒトゲノムの解読技術やIT技術を使って膨大な情報を簡単に処理できるようになったことが背景にある。 例えばこのチップに血液を振りかけて、コンピュータで分析すると