【宣伝文がわり】 ──────────────────────── 仲正昌樹氏は、佇まいにおいて、私たちを震撼させる ──────────────────────── ■仲正昌樹さんと最初にお会いしたのは、戦旗派が主催する集会グランワークショップ「2003 summer 民主主義の名の下に専制支配は世界を滅ぼすブッシュの戦争拡大に抗し民衆が自分たちの歴史や文化を守ろう」(2003年7月27日)の席上だった。 ■二度目は、『情況』2004年3月号に概要が掲載されたアソシエ21(現代史研究会)主催のシンポ「アジア主義と北一輝/イラク侵略戦争と抵抗運動の根源を問う」(2003年12月26日)の席上で、私が基調報告、仲正さんがコメンテーターという立場で出会った。 ■前者の席上では、当時既に『情況』誌上にブリリアントな論文を次々と執筆し、席上でも評判に違わぬ聡明さを見せた仲正さんは、90年代半ばまで