著作権の枠組に、そして出版の生態系に、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は一体どんなインパクトを与えるのでしょうか。関税撤廃にとどまらない影響力を持つであろうTPPをめぐる状況について、著作権の専門家である福井健策弁護士が4回にわたって徹底解説します! ※2014年7月2日に第18回国際電子出版EXPOの株式会社ボイジャーブースで行われた福井健策氏の講演『誰のための著作権か』を採録したものです。元の映像はこちら。 ※この記事は、こちらで縦書きでも読むことができます(全文を先行公開中)。 【以下からの続きです】 第1回 福井健策「誰のための著作権か」1/4 じゃあ日本はどうなんだ? 福井健策:日本はクールジャパンといわれるわけです。日本のアニメやマンガは他国でも非常に人気がある、たしかにそうなんです。特に昨年から今年に掛けてその勢いには明らかに加速がついています。 アジア・欧米の少なからぬ
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