ほとんどタイトルで言いきっちゃってますが。 言葉は記号だ。だから、割と簡単にデジタル信号に置き換え可能である。映像や音声よりも、言葉というものが圧倒的にインターネットとの親和性が高いのは、そのせいなんだろう。 でも、デジタルなものでアナログなものを表現しようとするとき、それは必然的に細部を捨象する。切り捨てる。そこでどうしても実体と言葉との間にズレが生じてしまう。この文章もそう。それに、「細部」と書いたけれど、切り捨てられたものが「細部」かどうかなんて本当は分らない。 だから、「言葉は全て嘘」というのは正しい。そう書いたこの文章が既にその「嘘」にはまっている。矛盾している。そんな風に簡単に言葉は嘘をつく。言葉を使う人間が嘘を作り出すんじゃない。言葉を用いた時点で、それはすでに嘘を内包しているんだ。 僕の言葉を信用しないでください。僕の言葉を鵜呑みにしないでください。ここには僕の言葉があるだ