【新幹線物語】(4)夢のFGTの「乗り換えなし」メリットは? (1/4ページ) 2009.2.21 18:00 20xx年春、山陽新幹線岡山駅で新大阪発のフリーゲージトレイン(FGT)の1番電車、2編成の出発式があった。駅長のあいさつの後、出発進行。山陰線出雲市行きの電車は山陽本線から伯備線に入り、山陰を目指す。やや遅れて出発した高知行きも山陽本線から瀬戸大橋を渡り、四国を南進。島根、高知から招待された高齢の乗客は「乗り換えなしで関西に行けるとは。便利な時代になった」と目をみはった…。新幹線、在来線の双方を走行できるFGTが山陰、四国に導入されると、これは本当の話になるかも知れない。長崎ルートで初導入 FGTは軌間(ゲージ)に合わせ、車輪の左右間隔を変えることができる電車。地上の軌間変換装置を自力通過して新幹線の標準軌(1435ミリ)と在来線の狭軌(1067ミリ)のいずれも走行可能になる