京都府立大パーティの遭難ですが、3名とも凍死という残念な結果になったようです。 京都府大院生と助教か…北アルプスで男性2遺体を発見 読売新聞 2009年4月28日 その昔、伊藤氏の山行記録や岳人での連載を読んだ者として、ショックな結果です。 3名の遺体はバラバラの位置で発見されています。リーダーの元にパーティがコントロールされているのなら一カ所でまとまって見つかるはずであり、おそらくめちゃくちゃな状態に追い込まれていたのだと思います。 単純に見れば、この遭難はメイストームに突っ込んだ典型的気象遭難なのです。が、どのような判断をもって伊藤氏が山に入ったのかが、すごく気になるところです。 この件については報道を見てもあまり情報がなく、これ以上のコメントは難しいのですが、ふと以前読んだ伊藤氏の連載に書かれていた言葉を思い出しました。 たしか、 「悪天候でも行動はできる。が、ビバークができないと