JRローカル線の廃止が最近増えてきました。これらの多くは国鉄再建法の除外規定で残った路線です。「除外規定路線」全線の当時の輸送密度データをいまと比較したところ、利用者のさならる減少でいよいよ路線維持が難しくなってきた現実が見えてきました。 各地で浮上するJRローカル線の存廃問題 島根県の江津駅と広島県の三次駅を結んでいたJR西日本のローカル線・三江線が2018年3月31日(土)限りで営業を終了。4月1日(日)に廃止されました。その全長は108.1km。全長が100km以上に及ぶJR線が一度に廃止されたのは、1995(平成7)年に廃止されたJR北海道の深名線以来、23年ぶりのことです。 2018年3月31日限りで廃止された三江線(画像:photolibrary)。 三江線は沿線人口の少ない中国山地を貫くルートで利用者も少なく、1日1kmの平均通過人員(輸送密度)は1977(昭和52)~197
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