JR西日本中国統括本部は18日、近畿地方から中国地方にかけ大規模なダイヤ改正をおこなった。この改正で山口県内では、山陽線下関~岩国間をはじめ、山陰線などほぼ全線で終日車掌が乗務しない「ワンマン列車」の運転に切り替えられた。すでに県内では一部の区間でワンマン化が進められてきたが、今回のワンマン化により下関では1901(明治34)年の山陽線開通以来、前運転士・後車掌として運転してきた「車掌区」が122年目にして廃止される。これまで2人以上で担ってきた運行業務を運転士に一任するとともに、車内の見回りなどはいっさいなくなる。企業利益を優先した合理化強行のもとで、乗客の安心・安全などは二の次となり、現場の人材や安全運行に欠かせない業務すら「コスト」として切り捨てられていく事態となっている。 JR西日本は「2023年春のダイヤ改正」として、18日に北陸から福岡にかけて各地で新幹線や特急、在来線の増・減
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