ガルマ散る 上流階級の社交の場 男「時に、お父上のデギン公王には地球においでになるご予定は?」 ガルマ「聞いてはおりません」 男「おいでの節は是非なにとぞよしなに」 会場にはジオンの威勢を誇示するようにデギンの肖像画も掲げられている。 戦争後は荒廃した地球をどう復興するかがジオンの中心的なお仕事になる。そのためには地球の上流階級のお金持ちとのつながりも欠かせない。こうした地球の上流階級からの協力とお金を引き出すこともガルマのお仕事らしい。 しかし、ガルマ自身はあまりこの仕事に気が乗らないようだ。 ガルマ「連中はむしが好かん」 前市長のエッシェンバッハはジオンのことをよく思っていない。この度の戦争で街は荒廃してしまったし、なによりコロニー落としの非人道性は際立っている。反ジオンの勢力が地球にあっても全く不思議ではない。 ミライ「そうね。ガルマ・ザビに占領されたといっても、まだ大陸には連邦軍の