今日の夜、転倒し傷を負ってからはじめて自分でガーゼを取り、傷口をまじまじと眺めた。 傷を見たのは縫合するその前後に医師に見せられた時の2回だけ。それ以降今日まで情けない話だがガーゼを取り、傷を見ることは恐くてできなかった。 自分の額に大きくできた縫い痕。 もう消えないであろう傷。その現実を直視することができなかった。 特にきっかけがあって心境が変化したわけではないけど、いつまでもうじうじと目を反らしているわけにもいかないので鏡の前でガーゼを取ってみたのだ。 一週間ぶりに傷を眺めると、それほど大きくもないけど、やっぱり小さい傷でもない。 そしてまだ糸が入っていることもあって、とっても人目にさらせるようなもんでもない。 それにしても、あのおんたけのコースでよくこれだけの傷をつくったもんだと思う。 まぁ、頭からすっころんで着地したわけだけど、テクニカルなコースではないしそれほど追い込んで走ってい