1998年に週刊ダイヤモンドに「阪急電鉄が背負うバブルの重荷 数千億円土地開発計画の破綻」なる記事が掲載されました。この土地開発計画についてネット上でのうわさ程度に聞いていたのですが、国会図書館に当時の週刊ダイヤモンドがあることがわかり、数年前に国会図書館へ行った際記事を確認していました。 掲載されたのは週刊ダイヤモンド1998年6月27日号です。バブル崩壊から癒えぬまま阪神淡路大震災という天災により阪急電鉄の経営状態は悪化、記事では阪急電鉄の"側近秘密経営"(記事より)が批判の対象となっていました。 この記事の核となる阪急電鉄の経営方針について特に批評するつもりもありませんが、その記事の中で取り上げられていた中島マンハッタン構想は非常に興味深いものでした。 そんなわけで今回はこの計画について書いてみたいと思います。 マンハッタン構想の舞台 中島とは? 大阪在住の方でも中島という地名を