■領有権争いの南シナ海 南シナ海に中国が覇権を拡大すると領有権問題が増大した。中国は太平洋進出を目指したが、日米の覇権に阻まれて頓挫した。だが南シナ海からアメリカの覇権が引いたことで、中国は南シナ海進出できた。 中国は南シナ海に人工島を建設し基地化した。これを阻めないことは、アメリカの覇権が南シナ海から消えている証。中国は南シナ海の覇権を拡大するために、ベトナムやフィリピンの漁船に対して攻撃的になっている。 ■間接的な戦争 領有権問題は解決が難しく双方の漁船が活動する。相手国の漁船を強制的に排除するには、海上警備活動か海軍の投入になる。この段階で軍事力を背景にした外交が行われるから、相手国の漁船を強制的に排除する側が覇権を握ることになる。 この段階で国家間は間接的な戦争を開始したことになり、強硬路線を続ける国が優勢になる。だから既成事実の積み重ねが国際社会では認められ、手を引く国は領有権を