日本政府は東京電力福島第一原発の事故によって発生した汚染水を海に捨てようとしています。この問題について7月6日、福島県会津若松市内で市民と経産省・東電との意見交換会が行われました。この日最も議論になったことの一つが、海洋放出の代替案「陸上で... 「海に捨てる放射性物質の総量は?」 福島第一原発では毎日、地下水や雨水が壊れた原子炉建屋に流れこんでいます。そうした水は溶融した核燃料に直接触れたり、核燃料に触れていた水と混ざったりして「汚染水」になります。 (※だから通常運転している原発から出る廃水と、メルトダウンを起こした福島第一原発から生まれる「汚染水」とは意味合いが全く異なります。) 汚染水を多核種除去設備(政府・東電などは「ALPS」と呼ぶ)で処理しても、すべての放射性物質が除去できるわけではありません。トリチウムが大量に残るのはもちろんのこと、炭素14(半減期約5700年)やヨウ素1