元法務大臣で刑務所で服役していた河井克行氏が、獄中での生活を明かしているトイレに行きたくなった時は大変だといい、17回も挙手して大声を出す必要があるよういちいち「よし」「よし」と応え続けなければならない刑務官も大変だと思うと明かした 刑務所の中では、どんな生活が行われているのか。元法務大臣で、刑務所で服役していた河井克行さんは「ほぼ全ての動作に担当刑務官の許しがいる。これでは刑務官の負担が大きく、受刑者の反省を促すことは難しい」という――。(第2回)※本稿は、河井克行『獄中日記 塀の中に落ちた法務大臣の1160日』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。 ■出所したのに再び堀の中に戻ってしまうワケ 僕の受刑者生活は、10月で丸1年になる。服役前の拘置所での384日を加えると、塀の中での生活は2年を超えた。実際に受刑者になって初めて分かったことも多い。 実は僕は国会議員時代、更生保護の推進に