ラップ口座(Wrap Account)とは、金融機関に投資を一任するサービスです。SMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)などとも呼ばれます。一つの口座で様々な資産運用サービスが利用可能な口座で、富裕層向けの口座となります。 今回はこのラップ口座の長所、短所の紹介のほか、数千万~数億必要なラップ口座のお手軽版である「ファンドラップ」についても紹介していきます。 ラップ口座のしくみ ラップ口座は、金融機関が顧客投資家にあった投資戦略・ポートフォリオを提案し、その金融機関との間で「投資一任契約」を結び、投資家に代わって金融機関が資産運用を行うものです。 投資家に代わって証券会社が投資家の資産を売買するわけですが、その際通常はかかる売買手数料などの手数料コストはかかりません。その代わり、投資家は預けている財産に対して報酬が支払われます。 日本では、2004年の4月にラップ口座に関する規制