扶養している親族がいる場合に受けられる税金控除が「扶養控除」です。扶養控除は配偶者以外の扶養親族と生計を一にしている場合、一定の金額を課税所得から差し引くことができる所得控除の一種です。 16歳以上19歳未満、あるいは23歳以上70歳未満は一般扶養親族として38万円、70歳以上の親族は老人扶養親族として48万円(同居の場合は58万円)の控除を受けることができるようになっています(所得税)。条件を満たしていればサラリーマンの場合、年末調整の書類に書くだけで受けられる控除ですので忘れないようにしましょう。 両親を扶養控除の対象とするための条件 扶養親族となる条件できる条件は大きく4つあります。以下のすべてを満たした場合は扶養控除の対象となります。 ・6親等内の血族及び3親等内の姻族であること 血族は直系で、姻族は配偶者に関する家族ですね。父母はもとより、祖父母、総祖父母、兄弟、甥姪、叔父叔母、