日々発生する事件・事故。 その現場に残された様々な手がかりから、捜査の決め手となる事実をつきとめるのが、科学捜査研究所、通称「科捜研」の仕事です。 福島県警の「科捜研」に勤める女性研究員、堀あや子さん(29歳)は、この仕事についてまもなく5年。薬物・毒物の鑑定、分析を行う化学グループに所属し、覚醒剤やいわゆる「違法ドラッグ」、アルコールなどの鑑定を行っています。裁判の結果にも影響を与える鑑定に、間違いの許されない仕事の重みを感じる毎日です。 幼い頃から化学が大好きだった堀さん。科捜研を志したきっかけは科学捜査について書いた一冊の本でした。 事件・事故の解決に向けて、より早く、より正確な鑑定をめざす堀さんに密着し、その仕事の醍醐味を伝えます。 科捜研・研究員は全国の各都道府県警に所属する化学や物理、法医などの専門家。持ち込まれる証拠品などの鑑定資料を分析することで事件解明に必