「特定秘密保護法案」は、8日から衆院の特別委員会で実質審議に入る。「答弁に耐えられるのか」と政府自民党の心配のタネは、森雅子担当大臣。というのも、これまでの記者会見でのやりとりはボロボロで、迷走に迷走を重ねている。 先月29日の会見では、TPPについて、「特定秘密にならないと思う」と発言した直後に、「(法案で定める)別表に掲げる事項であれば、(秘密に)なる可能性もある」「いま私が(秘密に)入るか入らないか判断できない」と二転三転。結局、菅官房長官が「TPPは入らない」と断言したのを受け、森も「入らない」と釈明文を出すハメとなった。 今月5日には、原発設計図が特定秘密にならず、テロ対策情報が秘密になる理由を記者から再三聞かれ、何度も答えに窮してヨレヨレに。自分の発言が物議を醸すことにビビったのか、「(過去の)記者会見の議事録を確認してから答えます」と即答を避ける場面もあった。 このシド