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ブックマーク / itchyny.hatenablog.com (18)

  • gojqのパーサーを書き直しました - プログラムモグモグ

    jqはJSONを絞り込むツールですが、実はれっきとしたプログラミング言語です。 算術演算子、論理演算子、分岐構文、try・catch、そして関数定義があり、ループは再帰関数で実装します。 単に .foo とか .[0] とかでJSONを辿るだけのツールだと思われている方は、builtin関数の定義を見ていただくと良いかと思います。 selectやmapのように、よく使われる関数でさえ内部実装になっていない (Cで書かれていない) のは面白いですね。 jqのクエリを思ったように書けないという経験から、jqをより深く知るためにGo言語で再実装したのがgojqです。 去年の4月から開発を始め、8月にブログ記事を書きました。 jqのほぼすべての機能を実装しており、pure Goで書かれているのでGo言語のツールに簡単に組み込むことができます。 この記事公開以降も開発を続けています。 --arg,

    gojqのパーサーを書き直しました - プログラムモグモグ
  • Go言語のHTTPリクエストのレスポンスボディーとEOF - プログラムモグモグ

    Reader interface の Read 関数は、どのタイミングで io.EOF を返すのでしょうか。 まずは strings.Reader で見てみましょう。 package main import ( "fmt" "strings" ) func main() { r := strings.NewReader("example\n") for { var b [1]byte n, err := r.Read(b[:]) fmt.Printf("%d %q %v\n", n, b, err) if err != nil { break } } } 結果 1 "e" <nil> 1 "x" <nil> 1 "a" <nil> 1 "m" <nil> 1 "p" <nil> 1 "l" <nil> 1 "e" <nil> 1 "\n" <nil> 0 "\x00" EOF Readの結

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  • コマンドラインがさらに便利になるfillinコマンドを作りました! - プログラムモグモグ

    fillinというコマンドラインツールを作成しました。 コマンドの一部を変数化して、別の履歴に保存しておけるツールです。 ステージング環境と番環境のように、同じコマンドで複数の環境を切り替えるのに便利です。 zshの (エッセンシャルソフトウェアガイドブック) 作者:広瀬 雄二発売日: 2009/06/17メディア: 単行(ソフトカバー) どうして作ったの コマンド履歴って便利ですよね。 私はよくコマンド履歴からコマンドを選んで実行しています。 シェルに付属しているデフォルトの履歴を使っている方もおられるでしょうし、fzfやpecoのようなインタラクティブな絞り込みを行なっている方もいるでしょう。 私が一番困っていたのが、認証キーの扱いです。 webアプリを作っていてcurlで素早く確認するときに、認証キーやアクセストークンを打つことがあります。 アクセストークンのようなランダムな英

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  • Haskellで10を作るプログラムを書いてみたので動画で公開してみた - プログラムモグモグ

    最近Rui Ueyamaさんがコーディング動画をアップされているのを見て、私も動画を撮りたくなりました。題材をしばらく考えていたんですが、10を作るプログラムを書いてみることにしました。 www.youtube.com 後から見直すと色々ミスっていて、わりと焦っていることがわかります。なにかの癖で適当に bc -l とかやったのだけど、音声をあてる時は関係ないオプションだと勘違いしてしまいました。確かにglobされていたのはよくなかったけど、 echo '5 / (5 / (5 + 5))' | bc -l とかで考えてみると -l も必要なんですよね。2つの問題が起きていて混乱してしまった… もともとはProject Euler 93を昔解いたことがあったので、こういう系の問題と分数の扱い方とか括弧の付け方みたいなところはイメージありました。ただ、Project Eulerの問題は式木を

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    haya14busa
    haya14busa 2017/05/21
    かっくいい…
  • VimプラグインのTravis CIテストを複数のVimのバージョンで動かそう - プログラムモグモグ

    Vimプラグインにテストがあるのはあたりまえ。 そういう空気になってきたのはここ3年くらいのことでしょうか。 私自身、昔はあまりテスト文化に慣れておらず、「Vimプラグインみたいな小さなスクリプトにテストなんているのか?自分のプラグインは普段から使う、バグっていたらすぐ気がつくからテストなんていらないでしょ」と思っていました。 しかし、そういうテストのない自作プラグインがどんどん増えていき、3年4年と経ってしまうと自分のプラグインのコードを触りにくくなってきました。 昔はあまりVimプラグインの書き方に慣れていなかったので、酷いコードが絡み合っているのだけど、普段使う分には普通に便利なプラグイン、しかしリファクタリングしにくいというのがいくつかある状態です。 やっぱり、Vimプラグインもテストを書いたほうがよいですね。 id:thincaさんのvim-themisは、Vimプラグインのテス

    VimプラグインのTravis CIテストを複数のVimのバージョンで動かそう - プログラムモグモグ
    haya14busa
    haya14busa 2017/04/21
    実際 Vim プラグインのCIは変更入れた時に古いバージョンでの動作チェックが出来るのがうれしい
  • 円周率の16進数表現100億桁目を求めてみた! ― 円周率の世界記録をどのように検証するか ― - プログラムモグモグ

    あなたは円周率を何桁言えますか。3.14159…という、あの数字です。 円周率の小数部分は無限に続き、循環することもありません。 古来より、数学者は円周率の値を様々な幾何学的な近似や公式を用いて計算してきました。 その桁数は計算機の発明により飛躍的に伸び、収束の速い公式の発見や効率の良いアルゴリズムの発明などによって加速してきました *1。 5年前、私がまだ学生だった頃、円周率1億桁の計算に挑んだことがありました。 私にとって高精度計算の初めての挑戦で、様々な試行錯誤で苦労したのをよく覚えています。 itchyny.hatenablog.com 2017年現在、円周率計算の世界記録は22兆桁です。 円周率計算の歴史をご覧いただくとよく分かると思いますが、近年の円周率計算の世界記録からは次のような特徴が読み取れます。 2002年に1兆を超え、最新の記録 (2016年) は22兆桁 (10進数

    円周率の16進数表現100億桁目を求めてみた! ― 円周率の世界記録をどのように検証するか ― - プログラムモグモグ
    haya14busa
    haya14busa 2017/03/14
    100億すごい…
  • LLVM APIを使ってみよう! 〜 Brainf**kコンパイラをIRBuilderで書き直してみた 〜 - プログラムモグモグ

    先日LLVMの入門記事を書きました。 clangが吐くLLVM IR (Intermediate representation, 中間表現) を頼りに、Brainf**kのコンパイラを書いてみました。 itchyny.hatenablog.com この記事で書いたコードでは、直接printfでLLVM IRの命令を出力していました。 このステップを踏むことで、LLVM IRの命令をどう調べればいいかについて身についたと思います。 しかし、この「コンパイラ」は次のような問題がありました。 bf2llvmコマンドが出力するのがLLVM IRのために、lliやllcといったLLVM IRのランタイムやコンパイラが必要となる 最適化を行うにはさらにoptコマンドが必要になり、やはりLLVMツールチェインをインストールしている環境でしか使えない ソースコードから実行ファイルまでのパスの中で、LLVM

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  • LLVMを始めよう! 〜 LLVM IRの基礎はclangが教えてくれた・Brainf**kコンパイラを作ってみよう 〜 - プログラムモグモグ

    コンパイラを作ってみたいと思っていても、アセンブリ言語はよくわからない。 パーサーみたいなコードは書いたことがあるけれど、コード生成の処理はさっぱりだ。 実行ファイルをバイナリエディターで見るとかなにそれ怖い。 そんな私なのですが、LLVMに興味を持ち始めています。 SwiftRust、あるいはEmscriptenなど、近年注目されている言語やコンパイラ技術の中枢にはLLVMがあります。 アセンブリはよく分からなくてもLLVMを使いこなせるようになれば、マルチプラットフォームで実行ファイルを生成できる言語処理系を作るのではないか。 コンパイラ作ってみたいな、LLVMを使ってみようかなと思っている今日このごろです。 ところが、いざLLVMを勉強しようと思ってもどこから始めればいいかよく分かりませんでした。 マニュアルは巨大で読む気が起きないし、リファレンスを見てもさっぱりです。 雰囲気はわ

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    haya14busa
    haya14busa 2017/02/28
    おもしろそう...! めっちゃよいLLVM入門記事っぽい
  • 二週間で簡単なインタープリタ言語を実装してみた (日記) - プログラムモグモグ

    私は昔から言語処理系に興味があり、自分で言語を作ることを夢見てきました。 しかし、いざ言語を実装しようと思って言語処理系に関するを読んでも何から手を付けていいか分からず、アセンブラもまともに読めないまま、数年が経ってしまいました。 大学時代は情報系ではなかったため、コンパイラの実験がある情報系の学科のカリキュラムを羨ましく思い、情報系の授業の教科書を手にとって見ても読む気が起きず、自分に作れるのは所詮、構文木をちょこっといじって変換するレベルのもの (例えばsjspなど) にとどまっていました。 そんな中、去年のRebuild.fmで、とても感銘を受けた回がありました。 LLVMのlinkerであるLLDを開発されているrui314さんの回です。 rebuild.fm セルフコンパイルできるC言語のコンパイラを実装するという話のなかで、インクリメンタルに開発する重要性について話をされてい

    二週間で簡単なインタープリタ言語を実装してみた (日記) - プログラムモグモグ
    haya14busa
    haya14busa 2017/01/23
    カックイイ... / "二週間で初めてのインタープリタ言語を実装できたので、今年中にあと23個くらい言語処理系を書くと思います。"
  • 2016年を振り返って - プログラムモグモグ

    会社は二年目に入り業務にも慣れ、ある程度まとまった仕事を任せられるようになりました。 携わっているサービスのコードに詳しくなり、リファクタリングの方向性を示して改善を進めてきました。 難しい障害も乗り越えながら、引き継いだ手綱を何とか制御できるようになってきたという所感です。 今年は18記事書きました。特に反響の大きかったエントリーは次の3つの記事でした。 内容の方向性もバラバラであまり何したいかよく分からなくなっていますね。どういう技術を学んでいくか悩んでいた一年だったと思います。ブログには書いていませんが、Vimのソースコードをいじったりmrubyのコードを読み込んだりしていた時期もありました。 一年に一つ言語を学べという教えを元に次に学ぶべき言語を模索するために様々な言語を触ってみるというチャレンジに取り組んだのですが、その後とくに新しい言語を触れていないのは反省しています。 少しR

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  • 珍しいSHA1ハッシュを追い求めて - プログラムモグモグ

    「SHA1ハッシュってあるだろう?」 放課後、いつものように情報処理室に行くと、高山先輩が嬉しそうな顔でそう言った。 「ええ、SHA1、ありますね」 「SHA1って何桁か覚えているかい?」 「えっと…」 一年下の後輩、岡村が口を開いた。 「50桁くらいはありましたっけ…?」 先輩はパソコンに向かって何かを打ちはじめた。 現在、情報部の部員は三人しかいない。部長の高山先輩と、二年の自分と、後輩の岡村だ。いや、正確に言うと、先輩の学年にはもう少しいたのだが、もうほとんど部室に来ることはなくなってしまった。無理もない、この季節になると先輩たちは受験勉強で忙しくなる。 「例えば、こういうふうに… 適当なSHA1の長さを…」 echo -n | openssl sha1 | awk '{print length}' 部長だけは今も部活に来てこうやって色々なことを教えてくれている。人曰く、普通に勉強

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  • git grepで仕事してる - プログラムモグモグ

    私はコードを書く時に頻繁にgit grepを使っていて、一日に何回くらいgit grepを使っているのか気になったのでログを取ってみました。 2016 10/24 月: 61 2016 10/25 火: 36 2016 10/26 水: 19 2016 10/27 木: 80 2016 10/28 金: 51 2016 10/31 月: 96 2016 11/ 1 火: 47 2016 11/ 2 水: 53 2016 11/ 4 金: 84 2016 11/ 7 月: 56 2016 11/ 8 火: 33 2016 11/ 9 水: 19 2016 11/10 木: 71 これは私が会社のPCでエディタの中でgit grepしたログを集計したものです。 結構ばらつきはありますが、40〜50回くらい、多い日で100回近くgit grepしているということが分かりました。 仕事の時間を割っ

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  • Vim 8.0 リリース! - プログラムモグモグ

    Vim 8.0 released! Vim 8.0が先ほどリリースされました。10年ぶりのVimのメジャーバージョンアップです。 Vimのバージョンをcronで毎日上げ続け、最新のパッチを確認し続ける日々を送ってきました。そして、今日も夜11時のcronでバージョンが上がりました。新しいメジャーバージョン、8.0でした。 ここ一年はVimにとって様々な重要な機能が入りました。JSONエンコーダーとパーサー、パッケージ機構、channelとjob、タイマー、ラムダ式など、プラグイン製作者にとって大事な機能ばかりです。今後、より高度なプラグインがでてくることでしょう。これらの機能に対する日人の貢献は素晴らしいものです。 リポジトリをGoogle codeからGithubに移動するという重要な決定も行われました。この決定の過程にも、vim-jpの皆さんが深く関わっています。私は傍から応援するこ

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  • JavaScriptのsetTimeoutをログに出す - プログラムモグモグ

    setTimeoutは難しい。いつ呼ばれるかよく分からないし、ライブラリーを使うとそのライブラリーがsetTimeoutを使いすぎてしまう。よく分からなかったけどsetTimeoutすると動くからそうしていた、んだけど実はタイミングの関係で偶然うまく動いているように見えているだけだった、なんてこともよくある。 ウェブアプリケーションの描画が遅い。「なぜか遅い」が、処理を丁寧に追っていっても手がかりがつかめないということがある。色々な方法を駆使した後に、なぜかsetTimeoutの発火が遅いということにたどり着いた。どれくらい遅いか。 window.setTimeout = (function(setTimeout) { return function() { var handler = arguments[0]; var wait = arguments[1] || 0; var log

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  • CSVファイルをSQLのクエリで集計できるqコマンドをHaskellで実装してみました! - プログラムモグモグ

    先日、Twitterでqコマンドが話題になっていました。 github.com スターが3000を超えていてすごいですね。2014年から開発されているツールで、Pythonで書かれています。 これはGoで実装してみたいなーと思っていたところ、mattnさんが素早く実装されていました。 mattn.kaoriya.net取られたと思ったものの、よく読むとまだ標準入力しか対応していないようです。 いったいどういう仕組みなのか、何の実装が難しいところなのか、qコマンドが嬉しい場面はどういうケースなのか、自分も知りたくなったので1から実装してみました。 私が一番素早く書ける言語ということでHaskellを選びました。 qhs qコマンドのHaskell実装、ということでqhsと名づけました。 github.com stackが入っていればインストールは簡単です。 $ git clone ht

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  • 30のプログラミング言語でFast inverse square rootを実装してみました! - プログラムモグモグ

    あなたの好きな言語は何ですか。そして、あなたの好きなアルゴリズムは何ですか。 好きな言語があると、その言語でどんな問題でも解決しようとなりがちになります。その言語を極めるのは素晴らしいことですが、その言語や似たような言語でしかコードが書けなくなったり、他の言語に対して見向きもしなくなってしまう可能性があります。 勇気を出して新しい言語にチャレンジしてみませんか?色々な言語に挑戦してみませんか? 何から始めればいいか分からない。次にどの言語を学べばいいか分からない。いま特に何も困っていない。何でも得意な言語で書けてしまう。そういう人が多いのではないでしょうか。 新しい言語にチャレンジするきっかけを作る一つの方法は、ある特定のアルゴリズムを一つ決めて、あらゆる言語で実装してみることです。解く問題が大きすぎると力尽きてしまうので、せいぜい20〜30行程度で書ける簡単なものが良いでしょう。大事なこ

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  • 端末の上で動かして遊べる!迷路コマンドをGo言語で書きました! - プログラムモグモグ

    迷路で遊びたくなったので作りました。Goで書いています。 github.com Homebrewをお使いの方は、次のコマンドでインストールしてください。 brew install itchyny/tap/maze そうでない方は、次のコマンドでビルドしてインストールするか、 go get github.com/itchyny/maze/cmd/maze あるいは https://github.com/itchyny/maze/releases よりバイナリーを落としてご利用ください。 mazeコマンドは、ランダムな迷路を出力します。 maze --interactive引数を渡すと、カーソルを動かして迷路を遊ぶことができます。 maze --interactive --format colorを渡すと迷路が綺麗に表示されます。--widthや--heightなどで迷路のサイズを制御すること

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  • Vimの標準プラグインmatchparenが遅かったので8倍くらい速いプラグインを作りました - プログラムモグモグ

    コードを書いているとき、対応する括弧はとても大事です。エディターの中でカーソル下の括弧がどこと対応しているかが一目でわかると便利です。Vimの標準のプラグインにmatchparenというプラグインがあります (:h matchparen)。 私もずっとmatchparenのハイライトに依存してコードを書いてきました。しかし、だんだんこのプラグインのパフォーマンスが気になるようになってきました。標準プラグインなのですがわりと重い処理をやっていると思います。対応括弧をハイライトするプラグインによって余計な処理が行われて、コーディングの妨げになってはあまりよくありません。 最初はパッチを送ることも考えましたが、プロファイルを取った結果、どうしてもある機能を実現するために必要な処理が重くて時間がかかっていることに気が付きました (3日くらい前のことです)。その機能を落とすのは標準プラグインには受け

    Vimの標準プラグインmatchparenが遅かったので8倍くらい速いプラグインを作りました - プログラムモグモグ
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