2012年7月9日のブックマーク (8件)

  • コリアー『収奪の星』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    収奪の星―― 天然資源と貧困削減の経済学 作者: ポール・コリアー,村井章子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/03/20メディア: 単行購入: 4人 クリック: 149回この商品を含むブログ (8件) を見る 資源は途上国にとって諸刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、書の著者コリアーだ。 でも、あらゆる国は何らかの天然資源を持つ。それをきちんと活用して、天然資源の呪いから脱するには? それが書のテーマだ。 その指摘は単純ながら重い。まず、天然資源の呪いは行政能力の問題だということだ。自国の中で政治家の汚職を監視し、国富を国民に還元する仕組みが弱いので、資源の利益が外国や汚職政治家に吸い上げられたり、無駄な投資が起きたりする。 さらに著者は、その背後にある思想の

    コリアー『収奪の星』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 報告書 | 国会事故調

    東京電力福島原子力発電所事故における調査委員会のホームページ報告書 平成24年7月5日、国会事故調は、これまでの約半年間の調査活動の結果である報告書を、両院議長に提出した。ページには、報告書編のほか、住民・従業員へのアンケート調査結果を含む参考資料、第1回から第20回までの会議録、ダイジェスト版を掲載する。このほか、英語版ページでは、Executive Summary を公開している。

  • とみちゃん の B型肝炎ワクチンの話

    小児科医のとみちゃん さんが、B型肝炎ワクチについての興味深いtweetをされていたのでまとめました。 歴史のいきさつで、日は定期接種であるべきワクチンも、任意接種のままにされてるのが多くてにんとも。 ワクチン接種は、自分や自分の家族の利益になる事はもちろん、社会全体の利益になる事なんだけどな~ 日におけるワクチンの歴史概観 http://togetter.com/li/109677 続きを読む

    とみちゃん の B型肝炎ワクチンの話
  • 赤ちゃんのB型肝炎ワクチン- Know VPD!

    知らないままでいいですか。 赤ちゃんのB型肝炎ワクチン 2016年10月からB型肝炎ワクチンが定期接種になりました。定期接種になっても、ほかのワクチンに比べてB型肝炎ワクチンはあまりなじみのないワクチンです。はじめて耳にした人もいるかもしれませんが、B型肝炎は、だれでもかかる危険性のあるVPDです。 赤ちゃんのために、B型肝炎ワクチンのことをきちんと知って、大切なお子さんを守ってあげてください。

  • 実験を駆使して開発経済学を変えたエステル・デュフロ « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    翻訳担当の阿部です。 「経済学者はなぜこの世にいるのだろうか? それは彼らに当たらない予測をさせることで、『天気予報って、けっこう当たるじゃないか』と思い込む一般人を増やすためだ」 こんな使い古され...翻訳担当の阿部です。 「経済学者はなぜこの世にいるのだろうか? それは彼らに当たらない予測をさせることで、『天気予報って、けっこう当たるじゃないか』と思い込む一般人を増やすためだ」 こんな使い古されたジョークがあるほど、世間一般では、経済学は「あてにならない学問」という評判のようですが、経済学者のなかには、経済学をできるだけ「あてになる学問」にしようと努力している人もいるみたいです。 発売中の弊誌12月号の特集「『新しい経済学』へようこそ」の記事のひとつ「いまも『飢餓』に苦しむ多くの人たちを救うことはできるでしょうか?」の共著者エステル・デュフロもそんな経済学者の一人といえそうです。

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    helioterrorism 2012/07/09
    「クーリエ・ジャポン」2011年12月号の特集「『新しい経済学』へようこそ」の記事のひとつ「いまも『飢餓』に苦しむ多くの人たちを救うことはできるでしょうか?」の著者紹介。
  • やっぱり貧乏人は合理的でないのかもしれないよ。

    (The Economist Vol 383, No. 8526 (2007/04/28), "Economic Focus: Another day, another $1.08," p. 90) 貧乏人は減りつつあるし、その貧乏にでさえ選択の余地はある――最善の選択をするとは限らないかもしれないけれど。 今月、世界銀行は、一日一ドル以下で暮らす人の数が 2004 年には 9.86 億人だったと発表した――これはそうしたひどい状態で暮らす人の数が 10 億人を下回った初めての年となる。世界銀行の極度な貧困の定義は、明快で単純で、dollar a day と d の続く頭韻にさえなっている。Journal of Economic Perspectives最新号で、マサチューセッツ工科大のアブジット・バナジーとエスター・デュフロは、これをレトリック的な名作と呼んでいる。だがこれはそんなにいい

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    helioterrorism 2012/07/09
    2007年のThe Economistに掲載された記事の山形浩生さんによる翻訳。今読むと著者たちの研究の前振りにあたる部分だけが取り上げられる形になっているので、読むほうもそれに引っ張られてしまっている印象。
  • エスター・デュフロ: 貧困に立ち向かう社会的実験

    Go deeper into fascinating topics with original video series from TED

    エスター・デュフロ: 貧困に立ち向かう社会的実験
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    helioterrorism 2012/07/09
    日本語字幕あり。ランダム化対照試行の説明がわかりやすい。
  • 罠におちた希望(完訳版) | さりはま書房ー徒然なる紙魚の虫食い痕

    楽観主義に欠けているせいで、人々は貧困の罠にしばられている 5月12日 The Economist Free exchange: Hope springs a trap | The Economist 希望を与えれば、貧乏で、みじめな人々の生活が大きく変化するという考え方は、善意の活動家や熱弁をふるう政治家の夢物語に聞こえるかもしれない。しかしながら、これは、マサチューセッツ工科大のエコノミストであり、データから貧困を分析しているエスター・デュフロが、5月3日にハーバード大学でおこなった講演の要点なのである。デュフロによれば、反貧困政策のうちいくつかの政策は効果をあげ、その効果は物資提供で生じる直接的な影響よりはるかに大きい。また、こうしたプログラムのおかげで貧しい人々が生き延びることだけを願うのではなく、さらに希望を抱けるようになるという。 デュフロと彼女の同僚は、インドの西ベンガル州で

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    helioterrorism 2012/07/09
    The Economistに掲載されたデュフロの講演を取り上げた記事の翻訳。