東映とテレビ朝日が制作する『仮面ライダー』と『スーパー戦隊』シリーズ――この2大特撮作品の劇中に登場するキャラクターや変身アイテム、巨大ロボットなどの商品開発・販売を行っているバンダイ。同社がキャラクター商品の企画、開発を手がけるという連携の歴史は、1971年にまでさかのぼる。当時、社会現象とまで言われた"変身ブーム"のけん引力となった『仮面ライダー』。その劇中に登場する仮面ライダー1号の変身ベルト「タイフーン」を商品化した『光る! 回る! 仮面ライダー変身ベルト』を開発したのは、当時バンダイグループのキャラクター玩具事業メーカーとして設立された「ポピー」(後にバンダイに吸収合併)だった。 ポピーが東映グループと組んで送り出したヒットキャラクター商品は数知れず、「超合金」「ポピニカ」といった2大ブランドが生まれ、一時代を築き上げた。「ポピー」の精神はその後「バンダイ・ボーイズトイ事業部」な