ブックマーク / number.bunshun.jp (19)

  • 三笘薫“奇跡の1ミリ”、あの“証拠写真”を撮影した外国人カメラマンに直撃取材「なぜ撮れた?」「地上50mからニッポンのゴールを待っていた」(齋藤裕)

    強豪スペインに2-1で逆転勝利を果たし、世界に衝撃を与えたサッカー日本代表。その逆転劇で話題となったのが三笘薫のライン上ギリギリのアシスト写真だ。ボールの表面わずか1ミリほどが線上に残っていた瞬間を示すこの1枚。日のメディアでも多く使われたこの“証拠写真”を撮影したのがAP通信のフォトグラファー、ペトル・ダビド・ヨセクさんだ。開会式翌日の11月21日に43歳となったチェコ出身のヨセクさんに「あの瞬間をどのように撮ったか」を聞いた。 試合を象徴するようなシーンを捉えることができたのかな ――ライン上に残っていたか世界的にも議論となったプレーについて、ヨセクさんの写真は、その決定的瞬間を捉えており、日でもとても話題となっています。率直にどう感じていますか? ヨセク 多くの人に注目いただいていて、光栄に思います。あの瞬間をしっかり写真に収めることができて、幸せに感じますね。あの写真があったか

    三笘薫“奇跡の1ミリ”、あの“証拠写真”を撮影した外国人カメラマンに直撃取材「なぜ撮れた?」「地上50mからニッポンのゴールを待っていた」(齋藤裕)
  • 15歳ワリエワ騒動を“ただのドーピング事件”にしてはいけない理由…選手たちが語った“ロシアフィギュア界の闇”「みんなやってるよ」(及川彩子)

    多くの人がもやもやした気持ちを抱えたまま、フィギュアスケート女子を観戦することになった。 ROC(ロシア五輪委員会)の北京五輪フィギュアスケート代表、カミラ・ワリエワの検体から禁止薬物が検出されたというニュースが発表されたことで、彼女の個人戦出場は一時不透明な状態になった。そして出場できるか否かはCAS(スポーツ仲裁裁判所)の手に委ねられた。 そして、2月14日午後。ワリエワに「出場許可」というニュースが届けられた。なお、3位以内に同選手が入賞した場合は、表彰式やメダル授与式を実施しないという。 今回の経過、裁定に関してはすでにニュース速報などでカバーされているはずなので、ここでは、今回の一連の騒動、そしてロシアの抱える問題に焦点を当てたい。 ワリエワ人に“ドーピングの意思”はあったのか? 15歳が禁止薬物を自ら購入し、摂取したのか。 ドーピングのニュースが出た際、多くの人が違和感を感じ

    15歳ワリエワ騒動を“ただのドーピング事件”にしてはいけない理由…選手たちが語った“ロシアフィギュア界の闇”「みんなやってるよ」(及川彩子)
  • 「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)

    2021年、日サッカー界最大のジャイアントキリングは、天皇杯2回戦で起きた“おこしやすの奇跡”だった。関西1部リーグ所属のおこしやす京都ACが、J1の強豪サンフレッチェ広島を5対1で破ったのだ。その舞台裏には、「まともにボールを蹴ったことがない」と語るサッカー未経験の分析官がいた。(全2回の1回目/後編へ) 学生時代、部活に所属していなかった“サッカー店長”こと龍岡歩は、サッカーを見ることに多くの時間を費やした。高校卒業後は、9年間の海外放浪を経てサッカーショップに就職。並行して書いていた戦術ブログが関係者の目に留まり、サッカー素人でありながらJ3の藤枝MYFCに分析官として加入することなる。その後、おこしやす京都ACに活躍の場を移した龍岡は、先述したジャイアントキリングの当事者となった。 「試合前に『この試合勝てるよ』って言ったら、チームのみんなに笑われました(笑)。監督ですら10回に

    「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)
  • 日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)

    Number最新号「新しい金メダリストのつくり方」では、スケボーの堀米雄斗を筆頭に新しいタイプのアスリートの「育ち方」を大特集。その特集内で、2つの日本代表チームで世界を驚かせた2人の“鬼コーチ”による対談が実現した。男子ラグビーのエディー・ジョーンズと、女子バスケットボールのトム・ホーバス。強烈な個性を持つ名将同士が語り合った記事「日人よ、“悪魔”を解き放て!」について、司会を務めた生島淳氏が綴った。 エディーとトム。 11月から始まるテストマッチに備えてイギリスにいるエディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表HC)と、アメリカに帰国していたトム・ホーバス氏のふたりの対談が実現したのは、オンラインのおかげである。コロナ禍の前だったら、企画として思いつかなかったかもしれない。 このふたり、面識はなかったにもかかわらず、挨拶を終えると、いきなり話が転がり出した。 まず、エディーさんが問う。

    日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)
  • サイ・ヤング賞投手たちの異常なデータ…「悩みではあった」ダルビッシュも指摘する“不正投球問題の実情”(笹田幸嗣)

    6勝2敗、防御2.28(6月10日時点)と今季も好投を続けるダルビッシュ有。オンライン会見で不正投球問題にも言及した メジャーに日常が戻りつつある。 6月7日。エンゼルスなどはワクチン接種完了後2週間が経過し、その証明書があるメディアに対し、試合前のフィールド取材を許可した。マスク着用は義務付けられているが、選手に対面取材することも可能。2020年3月に春キャンプがシャットダウンされて以来15カ月ぶりに戻った通常取材に感慨深いものがあった。 また、カリフォルニア州に拠地を置く球団では6月15日以降「フル・キャパシティ」での観客動員が許される。ワクチン接種完了者であれば、マスクなしで客席で試合を楽しむことができる球場も一部ある。 その喜ばしい環境が戻りつつある一方で『不正投球』という嫌な言葉が、メジャーの報道を支配するようになった。 ことの発端は、米国で最も著名なスポーツ誌「スポーツ・イラ

    サイ・ヤング賞投手たちの異常なデータ…「悩みではあった」ダルビッシュも指摘する“不正投球問題の実情”(笹田幸嗣)
  • 高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)

    中学で帰宅部の人気が伸びている背景を調べてみると、現在のスポーツ部活が抱える様々な問題が見えてきた。では高校生の部活ではどうなのか? そしてそれらの問題を解決するカギはあるのか?(全2回/前編へ) 高校生でも帰宅部(約20%)が増加中 中学と比べ、高校の部活は甲子園などを始め、規模も注目度もケタ違いだ。大学スポーツと比べても、メディアでの扱いやファンの多さで引けを取らない。 しかし、帰宅部が増加しているのは高校も同様である。高校2年生に対する調査では「部活に無所属」と回答した生徒は平成26年度は19.0%、平成28年度は20.3%と増加している(国立青少年教育振興機構調査)。直近の調査はないが、中学同様に増加傾向にあると考えていいだろう。 実際、20年以上のキャリアを誇る福島県のベテラン高校教師も生徒たちの変化を感じている。 「昔より帰宅部が増えた印象は確実にありますね。私の担任する学年の

    高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)
  • IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)

    東京五輪開幕まで4月14日でちょうど100日となった。来ならば開催国では機運が最高潮に高まり、自国選手たちの調整ぶりやメダル獲得予想に大きな注目が集まる時期だろう。しかし、「ウィズコロナ」で初めて行われる今回は状況が全く異なる。人々の関心は、「五輪をやれるのか、やれないのか」にある。 世論調査では大半が今夏開催を疑問視 毎日新聞などが3月に行った世論調査では、東京五輪を「予定通り開催すべき」と答えた人はたった9%だった。朝日新聞が4月10、11日、東京五輪・パラリンピック開催について3択で尋ねた世論調査の結果は、「今年の夏に開催する」が28%、「再び延期する」は34%、「中止する」は35%。日では今なお、大半が今夏の開催を疑問視している。

    IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)
  • 「ゲリラが王道を制す」夕刊紙、タブロイド紙の野次馬精神が斬り込んだ「森喜朗辞任騒動」の本当の論点(プチ鹿島)

    2月を振り返ると、2月3日に森喜朗氏の例の発言の第一報があったので森喜朗月間だったとも言える。 話が長くなるのでこの「月刊スポーツ新聞時評」で触れるのは次の一点にします。 それは「夕刊紙・タブロイド紙が元気だった」ということ。 東スポや日刊ゲンダイや夕刊フジなんていつも元気じゃないかと思う方もいるだろう。しかしあの野次馬精神やフットワークの軽さは東京五輪に関してはマスコミとしての王道感すら出していたのだ。 それはなぜか? 私なりの答えを書く前に、面白かった記事をあげてみます。まず東スポ。 『“天敵”山口香理事が森喜朗会長に辞任勧告「外れていただければ、五輪は希望が残る」』(2月6日 東スポWeb) この記事はSNSではトレンド入りするほどバズっていた。 そりゃそうだろう。みんな山口香氏の話を聞きたかったからだ。昨年の今頃、誰も何も言わない空気のなかで山口氏は開催の延期をハッキリ主張していた

    「ゲリラが王道を制す」夕刊紙、タブロイド紙の野次馬精神が斬り込んだ「森喜朗辞任騒動」の本当の論点(プチ鹿島)
  • なぜ炭治郎はこんなに痛がるの…? 『鬼滅の刃』爆発的ヒットを支えた「理不尽のセルフ実況」とは(黒木貴啓(マンガナイト))

    社会現象をもたらしている人気漫画鬼滅の刃』。現在公開中の劇場版アニメ「無限列車編」の興行収入は275億円を突破し、日歴代2位の記録的大ヒットを飛ばしている。 その原作コミックス最終23巻がついに発売された。 2016年2月に『週刊少年ジャンプ』で連載開始した作は、2019年のTVアニメ化によって人気が爆発。コミックスのシリーズ累計発行部数は23巻をもって電子版含め1億2000万部を突破する。累計1億部を超えたジャンプ歴代のバトル漫画は『ドラゴンボール』、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』、『BLEACH』などで、わずか4年3カ月の連載期間でこれら人気作への仲間入りを果たすことになる。 異例だったのは数字だけではない。 格闘技などのスポーツでは、試合の様子や状況を第三者によって実況解説することが多いが、作は主人公の炭治郎をはじめ、キャ

    なぜ炭治郎はこんなに痛がるの…? 『鬼滅の刃』爆発的ヒットを支えた「理不尽のセルフ実況」とは(黒木貴啓(マンガナイト))
  • 大人気バレー漫画『ハイキュー!!』は、なぜ“立体的”に見えるのか? 「他で見たことない!」3つの表現法(黒木貴啓(マンガナイト))

    人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』(古館春一)の最終45巻がついに発売された。 中高時代にバレーボールに打ち込んだ作者の古舘春一は「バレーボールは面白いことを漫画で証明する」ことで選手時代の未練を晴らそうと、2012年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で作の連載をスタートした。当時3万7000人まで下がり続けていた高校男子バレーの競技人口は、作品の人気に伴い2019年には4万5000人を超えるV字回復を達成。コミックスのシリーズ累計発行部数は2020年7月時点で3800万部を超えている。 8年半の連載期間で『ハイキュー!!』では、バレー漫画のみならず漫画史全体に残るような独特な表現がいくつも編み出されてきた。コート上でどれほど駆け引きや迫力あるプレーが行われているのか――。知られざる一面が描かれるたびに、読者は「なんてバレーボールっておもしろいんだ」と心を躍らせてきた。 物語やキャラク

    大人気バレー漫画『ハイキュー!!』は、なぜ“立体的”に見えるのか? 「他で見たことない!」3つの表現法(黒木貴啓(マンガナイト))
  • 自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)

    近年の甲子園は、膨大な練習と膨大な事を吸収できた"ガタイ”がいい選手が多い。しかし、もっと無理なく成長することができるとしたら……。 新型コロナウイルスはなかなか収束を見せないが、スポーツ界は徐々に活動が再開され始めた。プロ野球・Jリーグの2大プロスポーツが先駆けとなり、アマチュアスポーツも少しずつ活気を取り戻しつつある。 野球界も「withコロナ」の生活様式を進めている。プロ野球の取材をしていても、変化を如実に感じる場面がある。 プロ野球のパ・リーグを2連覇している西武は、ホームでの同一カード6連戦の最後の日、試合前のシートノックを行わなかった。またパ・リーグの首位・楽天は、中軸を担う3選手、浅村栄斗、ブラッシュ、ロメロの負担を休養日やDH起用で軽減しながら、チームをうまく循環させている。 そして彼らは、試合でハイパフォーマンスを発揮している。チームが好調なのもうなずける。 この流れは

    自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)
  • 「山岳遭難」は25年間で3倍以上に。報道では分からない数字の裏事情。(森山憲一)

    「山岳遭難が最多 バックカントリースキーの外国人目立つ」 「山の遭難、過去最多3111人 外国人は初の100人超」 「昨年の山岳遭難、過去最多の3043人 うち死亡・不明335人」 「山での遭難、過去最多に 半数が60歳以上」 これは、山岳遭難について報じたここ数年の朝日新聞の見出しである。いずれも例年6月に発表される警察庁の統計で、上から2019年、2018年、2016年、2015年となっている。2017年はわずかに前年を下回ったため目立つ記事がないが、毎年のように山岳遭難が「過去最多」を更新していることがわかるだろう。 じつは、これはこの5年間に限ったことではない。これまで20年以上にわたって、ほぼ毎年、6月には「過去最多」が報じられているのだ。 1995年から3倍以上に増えた。 1995年以降、山岳遭難の総数が前年より少なかった年はわずかに6年のみ。ほか19年はすべて前年を上回った。

    「山岳遭難」は25年間で3倍以上に。報道では分からない数字の裏事情。(森山憲一)
  • 柔道も野獣もやめた金メダリスト、松本薫が本気でアイスを作る理由。(雨宮圭吾)

    その人はいつものように白い服を着て笑っていた。 白とは言っても、もう汗の染みた柔道着ではなく、真新しいかっぽう着ではあったけれど。 「まだ慣れないですよお」 東京・高田馬場にある東京富士大のキャンパス内にあるアイスクリーム店「Darcy's(ダシーズ)」。2月上旬に引退を発表したばかりの柔道の五輪金メダリスト、松薫がその店先に立っていた。 オープンから1週間以上経っても、お店は連日完売の勢いで盛況が続いている。 松は毎日とはいかなくてもできる限り店に出て、空いた時間があればお客さんとも触れ合っているようだ。“野獣”と呼ばれた現役時代の険しい形相はすっかり消え失せ、穏やかな表情で記念撮影の求めに応じていた。 天然だが彼女なりの理はあった。 引退会見で唐突に明かされたセカンドキャリアは、柔道からアイスクリームという意外すぎる転身だった。会見で今後の目標を聞かれた松は「第二の人生なんですけ

    柔道も野獣もやめた金メダリスト、松本薫が本気でアイスを作る理由。(雨宮圭吾)
  • 菊池雄星「僕らが続かないと失礼」筒香の勇気ある発言を孤立させるな。(氏原英明)

    シーズンインに向けたキャンプ情報がメディアを騒がせているのを見ていて、こうして2019年も野球漬けになっていくのだろうなと思った。 それは楽しみでもあり、危惧でもある。 キャンプイン前のシーズンオフは、野球教室や講演会などが全国各地で開催されていた。現役のプロ野球選手はもちろんのこと、プロ野球OBなどが一般市民の前に登場。「シーズンオフの風物詩」とも言えるのだが、最近よく話題にあがるのが、「野球人口減少」など球界の危機を叫ぶ声だ。 野球界にも将来への危機感が生まれつつある一方、シーズンが始まってしまうと、そうした意識が薄れてしまうだろうという危惧があるのだ。 早稲田大学野球部OBが主催する野球教室で、ある現役のプロ選手がこんな話をしていた。 「選手がもっと取り組むべきことはあると思いますけど、少年の野球人口が減少しているという現実は感じづらいし、シーズン中に選手間で話すことはあまりない」

    菊池雄星「僕らが続かないと失礼」筒香の勇気ある発言を孤立させるな。(氏原英明)
  • 日本高野連から歓迎されなくても、新潟県が球数制限を導入した重み。(鷲田康)

    2018年の高校野球は大阪桐蔭の春夏連覇、夏の大会での秋田・金足農業旋風などに沸いた一方で、改めて高校野球そのもののあり方が問われた年でもあった。 特に夏の大会では地方予選の段階から、異常気象ともいえる猛暑による熱中症対策、また“金農旋風”の余波としてエース・吉田輝星投手の投げ過ぎがクローズアップされた。 その結果として大会主催者や監督などの指導者が故障や肉体的なダメージから選手をいかに守るのか、ということを強く問われた年でもあった。 その激動の2018年が終わろうとしている12月22日に、高校野球にとっては画期的な動きが地方から起こったのである。 新潟県高校野球連盟が来年4月に開幕する春季新潟大会で、投手の球数制限を導入することを明らかにした。 「やってみないと何も……」 「独自の取り組みとして、来春の大会で球数制限を導入する。やってみないと何も起こらない」 この日、新潟市内で開催された

    日本高野連から歓迎されなくても、新潟県が球数制限を導入した重み。(鷲田康)
  • ラミレスはやはり名監督なのでは?得失点-70で4位を維持する能力。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

    今オフ、3年前に就任した3人のセ・リーグ球団の監督が明暗を分けた。 巨人の高橋由伸監督と、阪神の金知憲監督が退任。DeNAのアレックス・ラミレス監督も一旦は辞意を表明したが、球団に慰留され留任が決まった。3人ともこの3年リーグ制覇を逃したのだから、仕方がないともいえる。 しかし、子細に成績を比較してみると、2人が辞めて1人が留任したのは、自然なことだったのではないかとも思えてくる。 3人の監督の通算成績を見てみよう。 高橋由伸(巨)429試210勝208敗11分 勝率.502 2位・4位・3位 ラミレス(D)429試209勝210敗10分 勝率.499 3位・3位・4位 金知憲(神)429試204勝216敗9分 勝率.486 4位・2位・6位 3人とも5割ちょぼちょぼ、CS進出は高橋、ラミレスが2回、金が1回。似たような成績だ。 阪神の金が退任したのは、今年、2001年以来の最下位

    ラミレスはやはり名監督なのでは?得失点-70で4位を維持する能力。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー
  • 日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。(鈴木忠平)

    「彼らに聞いたら『だって甲子園に行くつもりで高校に入ったから』と……。僕とはそこが決定的に違いました。つまり自分が想像できないことは達成されない。そういうことです」 北海道旅行の目標になる、壮大なスタジアム構想を! その青年は今、北海道ハムファイターズ事業統轄部長として、新球場構想のプロジェクトを担っている。今年6月29日、新スタジアムのイメージ図を発表した席で「オンリー・ワンか、ナンバー・ワンか。北海道の皆様の誇りになるような球場にしたい」と語ったのが前沢だった。 「北海道を象徴するような文化であり、街づくりの中心となるようなものができれば、自然とオンリー・ワンになるし、世界ナンバー・ワンになると思っています」 例えば、北海道旅行に行く人に「何のために?」と尋ねると、こう答える。 「そりゃあ、美味しい海産物と◯◯スタジアムだよ」 これが前沢の言う文化としての球場であり、街づくりの

    日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。(鈴木忠平)
  • サッカー、いや教育関係者必読の書。早熟な才能と「根性」の不都合な関係。(木崎伸也)

    「あまりにも早い時期に競技に熟達した人間を相手にするのは非常に難しい。そうした人は新たなことに挑戦しないし、モチベーションを維持するのが困難だ」 スティーブン・フランシス(ジャマイカの陸上コーチ) サッカーの育成関係者であれば、必ず読むべきがある。デンマーク出身のラスムス・アンカーセンが記した『トップアスリート量産地に学ぶ 最高の人材を見出す技術』(清水由貴子・磯川典子訳、CCCメディアハウス)だ。 元サッカー選手のアンカーセンが「才能」に興味を持ったのは、デンマークのFCミッティランのアカデミーで働いていたときのことだ。スカウトが誰も目をつけなかったシモン・ケアー(当時15歳)が他の誰よりも成長し、DFとしてパレルモ、ヴォルフスブルク、ローマとステップアップしたからだ。 ケアーはアカデミーの枠が余ったから人数合わせで入ったにすぎず、もし他の有望選手が断っていなければ見過ごされていた人材

    サッカー、いや教育関係者必読の書。早熟な才能と「根性」の不都合な関係。(木崎伸也)
  • なぜ練習ばかりで見学しないのか。松山で考えた、日本野球の「盲点」。(安倍昌彦)

    以前は、秋の最後の“野球の現場”は「くまのベースボールフェスタ」(三重県熊野市)だったのだが、ここ数年は四国・松山に飛ぶ年もある。 翌年の国際試合に備えて、大学日本代表チームの選考合宿が行なわれる松山・坊っちゃんスタジアムだ。 100m近い両翼に高いフェンスをめぐらし、外野ポールにまで観戦スタンドを備えたこの雄大なスタジアムを、その年の“締め”の現場にしている。 今回は全国の大学リーグから推薦された選手たちおよそ40人に、今回は初めての試みとして、彼らの「お手役」となる現役の社会人選手が5名参加した。 初冬の快晴の空の下、50人ほどの選手が外野グラウンドに散らばってアップを始めている。壮観である。 まだ“候補”たちだから、着ているユニフォームは当然、母校のものである。1校から2人、3人と選ばれている大学もあるが、たいていは1校1人だから、ざっと30種を超える大学野球チームのユニフォームが

    なぜ練習ばかりで見学しないのか。松山で考えた、日本野球の「盲点」。(安倍昌彦)
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