蛯名師、調教中に馬に蹴られ死亡 調教中の事故で死亡した蛯名信広調教師 蛯名信広調教師=美浦=が3日の調教中に管理馬に蹴られ、右胸部打撲による心肺停止で午前9時50分に死去した。56歳。千葉県出身。葬儀は親族による密葬として営まれる。 事故が発生したのは美浦トレセン北馬場での調教中だった。障害コースでの管理馬の飛越練習で、障害に馬を寄せようと蛯名師が後方からムチでつついて促した際に後肢で蹴られ、その場に倒れた。関係者が騒然とする中、すぐに救急車が駆けつけトレセン近くの病院に搬送されたが、既に心肺停止状態だったという。 蛯名師は中山の成宮明光厩舎所属として74年に騎手デビューし、通算3486戦284勝。重賞は75年毎日王冠のホワイトフォンテンなど6勝を挙げ、87年天皇賞・秋などG1を3勝したニッポーテイオーの2、3歳時に6戦騎乗したこともあった。93年に調教師免許を取得し翌年開業。通算成績