4.既存の圧縮技術 ここで、先行事例で見つけた面白いもの、を紹介します。 松下電器産業の足立 晋哉さんというITS分野らしい(?)方の発明。 (特許公開2007-104543『緯度経度データ列の圧縮装置及び圧縮方法』 ※私の説明はアバウトなので、詳しくは特許電子図書館でこの文献を見てください) 基本的には道路を記述する方法です。 同じように基点と差分を記録していく方式なのだが、通常は 「緯度の変化量」 「経度の変化量」 とするところを 「移動距離は道路上で等距離となる点に振りなおして」 「角度の変化量の変化量」 と一種のベクトルに変換したデータで経路というか道路を記録する。 でなにか凄いかというと、まず移動距離は等距離で一定なので省略できる。これで1次元分のデータ省略(すごーーーい!) で、もっとすごいのが「角度の変化量の変化量」のところ。 正確には角度の変化量の予測値と実測地の差分だそう
位置情報圧縮技術(LocaPorter)発表後の各方面より多数のお問合せを頂きました。どうもありがとうございました。現在ドキュメント整備など、販売の準備を進めておりますので、もうしばらくお待ち下さいませ。 それまでに順次、LocaPorter開発の歴史を記録に残しておこうと思います。 1.ロカポDIYマップ時代 2006年1月にロカポDIYマップという、グーグルマップにマーカーや線を引いて、それぞブログに貼り付けられるサービスを始めました。(今やこんな機能はどこのサイトにもありますよね) その当時はまだ数社しかそういったサービスをしていませんでした。他社さんは、(推測ですが)ユーザが作った経路情報をデータベースに入れて、キーとなる文字列のみをURL化する方式だったのですが、ロカポでは借りているサーバーの容量が小さかったので、ユーザーさんが増えた場合、すぐに対応できなくなってしまう心配があり
1. ゆずり合うこと TCPはネットワーク帯域を他のTCPセッションと譲り合います。 TCPには、ネットワークが混雑(輻輳:ふくそう)してくると、送信されるパケット量を減らす仕組みがあります。 この譲り合いがあるからこそ、現在のインターネットは多数の人間が同時に使えています。 同様に、現実世界においても無理な競い合いを行うよりも譲り合いを行った方がスケーラビリティが上昇します。 2. 信頼はきめ細やかな確認応答で実現されること TCPでは、信頼性を確保するためにAck(Acknowledgement、確認応答)を送信してデータの到着を伝えます。 TCPのセッションが確立している間は、Ackが細かく送受信され続けます。 このきめ細かな確認応答が信頼の根幹であると言っても過言ではありません。 現実世界においても、きめ細かく応答を行う事が重要です。 メールなどを受け取っても、全く返事をしない相手
先のジオメディア2008新年会で発表していたのですが、昨年9月から、 ・経路 ・領域 ・複数地点 など、緯度経度の複数セット情報を短いテキストに圧縮する圧縮技術を開発し、先週特許出願いたしました。(プレスリリース) 元々は、URL文字数制限の厳しい携帯サイト用のURLに、何点もの緯度経度を入れたい、という話を聞き、ロカポDIYマップで使っているURL圧縮仕様(今は亡きロカポ仕様Ver1.0の圧縮拡張フォーマット)をベースにスタート、ああすればもっと短くなるのでは?、こうすればどうだ?などいろいろ試行錯誤していました。一方、情報圧縮理論もちゃんと勉強してバイナリレベルで究極に圧縮できればどのくらいまで小さくなるだろう?など。結構おもしろかったです。 サイズだけを追求すれば 1.緯度経度を整数にする 2.差分をとってバイナリで表す 3.ワイル符号化、γ符号化、σ符号化などの手法で2進数にする
LocoSticker に日々登録されるコンテンツから抽出した位置表現の統計処理を行ない、「話題のスポット」としてRSS配信を開始します。URLは http://locosticker.jp/rss/hot_spots.xml となります。 LocoSticker賞は、「Nicon COOLPIX P6000」に決定! GPS情報付きの画像投稿に使ってください。 配信されるRSSは、item フィールドの title に位置表現を、georss:point に緯度経度を記述しただけのシンプルなもので以下のようなものになります。 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <rss version="2.0" xmlns:blogChannel="http://backend.userland.com/blogChannelModule" xmlns
久々にまじめに、大記事を書いてみます。 Lifehaking.jpさんの未来の自分にメモを送るタイムマシン、Tickler File の応用という記事を読み、最後の『デジタルだけではどうしてもできない隙間を埋めてくれる Tickler File の使い方、ほかにもいろいろありそうですが、他にも「こう使ってるよ」という例はありますか?』という一言に触発されて、私が行っているTODO管理法を書き記してみます。とりあえず『43Tabs」と呼んでいます。 私はミニマルなアナログTODOシステムを模索していました。 デスクワークの際に突然思い付いたTODOを記録するために、iCalやその他スケジュール管理ソフトを起動したり、ブラウザを立ち上げてGoogleカレンダーにアクセスしたりしているうちに、当のTODOを忘れてしまうということがあるからです。 そこで、とりあえず手近にあるメモ用紙やRHODIA
さて、前回に続いて「勝手にフィードバック」シリーズに登場いただくのは新生銀行です。 引き続き、開発者に黙ってサイトの使い勝手を遠慮なくバッサバッサと斬っていきたいと思います。 ■新生銀行って? かつて高度成長期に「長銀」と呼ばれて栄華を誇り、その後バブル崩壊とともに経営破綻、国有化と外資の投資組合による買収を経て「新生銀行」として再出発した普通銀行ですが、消費者の目線に近いかなり大胆なサービスへと刷新することで、大きくイメージアップしました。 特にサービスのコスト面での単純明快さ(ほとんど全てが無料)では他に抜きんでていて、たとえば、コンビニや郵貯のATMで入出金しても365日24時間いつでも手数料無料、他行への振込手数料もネット経由なら月5回まで無料(つまり一般人には永久に無料)、という具合です。 で、私はというと最近までシティバンクとジャパンネット銀行をメインで使っていたのですが、宮川
I’m Joel Spolsky, a software developer in New York City. More about me. Read the archives in dead-tree format! Many of these articles have been collected into four books, available at your favorite bookstore. It’s an excellent way to read the site in the bath, or throw it at your boss. Ready to level up? Stack Overflow Jobs is the job site that puts the needs of developers first. Whether you want
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