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2012年1月8日のブックマーク (2件)

  • [書評]謎とき平清盛(本郷和人): 極東ブログ

    来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の時代考証に史学者の郷和人氏が入ると聞いて、その趣向の書籍だろうと、とりあえず買ってみた。当たりだった。書籍としての構成、特に章構成はやや緩くも思えたが、随所にエキサイティングな話題がある。歴史愛好家にはたまらない一冊と言えるだろう。 書を読み始めて何より「あっ」っと不意を突かれたのは、「平清盛」というのは天皇制の物語なのだということだ。言われてみれば当たり前でもある。親皇として表面的に対立した平将門などのほうが天皇制を外的に意識しやすいが、天皇制の内実を捉えるという点では「平清盛」はその特徴をよく表すことになる。 おそらくだが、お茶の間的にはさほど違和感なく受け入れられてしまうだろうが、天皇家を「王家」として扱うのはNHK大河ドラマでは初めてのことになる。天皇家は王家で当たり前。皇室でも「天皇」でもないのである。そういう感覚がようやく日国市民の常識に

    hharunaga
    hharunaga 2012/01/08
    “お茶の間的にはさほど違和感なく受け入れられてしまうだろうが、天皇家を「王家」として扱うのはNHK大河ドラマでは初めてのことになる。”
  • 【本郷和人の日本史ナナメ読み】(21)平清盛は“TPP賛成派”?+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

    少し間があいてしまったので、来年のNHK大河ドラマ、「平清盛」に関するお話を1回だけ。ぼくは時代考証として関与することになりましたので、少し宣伝を兼ねまして(笑)。 京都からやってきた事務官が贅沢(ぜいたく)な服を着ているのを見て、源頼朝がしかり飛ばします。千葉常胤(つねたね)や土肥実平(さねひら)は広大な土地を支配しているが、その暮らしは質実そのものだ。おまえは教養があってものの道理を弁(わきま)えているはずなのに、なぜ無駄な贅沢をするのか!(『吾鏡(あづまかがみ)』元暦(げんりゃく)元年11月21日)。 鎌倉幕府においては、「土地=不動産」は特別の価値をもっていました。不動産をあつかう業務は「所務沙汰」、動産をあつかう業務は「雑務沙汰」と、明瞭な区別があったのです。人間は土地に根ざし、しかも質実剛健に生きる。 頼朝の怒りは、そうした社会のリーダーとしてはもっともです。でも、あまり「質

    hharunaga
    hharunaga 2012/01/08
    タイトルは本文との直接的関係はないが、平氏は源氏に比べて内輪もめが少なかったというのは確か。