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2016年1月29日のブックマーク (1件)

  • 『食糧と人類』エネルギーから見た文明史 - HONZ

    「文明を動かす究極のエネルギーとは何か?」 この問いへの答え方は、その人の考え方よりも置かれた状況に左右されるのかもしれない。 「文化」や「技術」という答えが場所を占めるようになったのは、何千年というスパンで見ればここ最近のことだろう。それらを謳歌できるのも、うに困らなくなってからの話である。これまでも、そしてこれからも、文明を動かすエンジンはべ物だ。 文化技術ではなく、糧生産を軸に文明について考えてもいいのではないかと著者は言う。その歴史は、1つの問題を解決するとまた別の問題が持ち上がる、危機と方向転換のサイクルを繰り返しながら進んできた。書は、何千年にもわたる壮大な糧史を一気に振り返ろうとする意欲的な1冊である。 狩猟採集から農耕定住、そして都市生活へ。エネルギー不足から過剰への転換、そして環境問題の発生。糧生産の歴史を把握するには、そうした大きな流れの中にある、数々の分

    『食糧と人類』エネルギーから見た文明史 - HONZ
    hharunaga
    hharunaga 2016/01/29
    “「人類史が始まって以来ほぼすべての時点で、食糧供給量は窒素とリンが循環する速度に縛られてきた」…。交易とはつまり「水が姿を変えて移動している」ことである” ←なるほど。