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2016年7月17日のブックマーク (3件)

  • 東京新聞:テロルの伝説 桐山襲烈伝 陣野俊史 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 テロルの伝説 桐山襲烈伝 陣野俊史 著   Tweet 2016年7月17日 ◆時代と闘う小説家の意志 [評者]平井玄=評論家 かつて桐山襲(かさね)という作家がいた。八冊の小説を書いて二十四年前に四十二歳で死んだ。と、まずは紋切り型で言おう。彼の文学的な格闘を描いた評伝だ。力作である。 一九四九年に東京の阿佐谷で生まれる。六八年に早稲田大学に入り「全共闘運動」を体験する。その後「公務員として働きながら、夜、爆弾のような小説を書く」と陣野は記している。 八三年に「パルチザン伝説」を文芸誌に発表。侵略戦争で財を成した大企業を連続的に爆破した「東アジア反日武装戦線」を素材にした作品だ。ところが、「週刊新潮」の記事に煽(あお)られた右の人々が「不敬」と騒ぎ出す。これに桐山を含む複数の人たちが密

    東京新聞:テロルの伝説 桐山襲烈伝 陣野俊史 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    hharunaga
    hharunaga 2016/07/17
    “どの小説にも必ず「穴」が開いている。そこからオキナワへ、さらに南方熊楠の民俗学、山谷の闘い…、石川啄木…、そして永山則夫の孤独へと潜り抜ける多重世界だった”。評:平井玄。
  • 今週の本棚:本村凌二・評 『環境文明論−新たな世界史像』=安田喜憲・著 - 毎日新聞

    hharunaga
    hharunaga 2016/07/17
    “(「照葉樹林文化」論の)背景には「共通の森の生態系に同質の文化がある」という考え方があり、…「人間が文化をつくる」と考える欧米人には発想できないことだった”
  • 自然神学・宗教哲学・自然哲学 出版不況と専門書の行方

    出版不況の厳しさは、直接間接にさまざまに感じられてきたことであり、出版・書籍販売という産業が大きな転換を迫られていることは周知のことであった(この不況は、新聞からマスコミへと広がることになる、あるいは広がっている)。これは、人類の知の形態の変化の中の一断面というべきだろう。 昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた。良質な学術書の出版で知られた創文社である。わたくしも、20年前にティリッヒ研究書の出版でお世話になり、その後は、京都哲学会の代表をつとめた際に、『哲学研究』の編集・出版でもお世話になった出版社である。創文社から専門書を出版することには、人文系の研究者には独特の想い・イメージがあったものと思われる(岩波書店もそうだろうか)。キリスト教学研究室の歴代教授も、創文社から研究書を刊行してきた(有賀先生の著作集をはじめとして)。 その

    hharunaga
    hharunaga 2016/07/17
    創文社が、平成32年の創業70年をもって会社を解散する、という。ハイデッガー全集はどうなるんでしょうか…。