自然神学・宗教哲学・自然哲学 出版不況と専門書の行方

出版不況の厳しさは、直接間接にさまざまに感じられてきたことであり、出版・書籍販売という産業が大きな転換を迫られていることは周知のことであった（この不況は、新聞からマスコミへと広がることになる、あるいは広がっている）。これは、人類の知の形態の変化の中の一断面というべきだろう。 昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた。良質な学術書の出版で知られた創文社である。わたくしも、20年前にティリッヒ研究書の出版でお世話になり、その後は、京都哲学会の代表をつとめた際に、『哲学研究』の編集・出版でもお世話になった出版社である。創文社から専門書を出版することには、人文系の研究者には独特の想い・イメージがあったものと思われる（岩波書店もそうだろうか）。キリスト教学研究室の歴代教授も、創文社から研究書を刊行してきた（有賀先生の著作集をはじめとして）。 その

[hharunaga]

創文社が、平成32年の創業70年をもって会社を解散する、という。ハイデッガー全集はどうなるんでしょうか…。

[tanayuki00]

市販で勝負してないから学術書の出版社は安泰と思ってたのは15年以上前の話。「大学予算の縮小による大学の公費での書籍購入の圧迫は、実際、切実な実感である」

[STARFLEET]

「日本人が学術書を読まなくなったことを…」のくだりは、いくらなんでも主語が大きすぎ。「研究者・学生」がくらいが妥当だろう（修士課程卒としての実感）。とまれ言い切るには金額推移とか数字が欲しいところだ。

[wrss]

少なくとも人気のある書籍に関しては、他社に権利を安く売って、販売を継続して欲しい/だんだんと日本語の専門書を読めなくなっていくという流れは続くだろうな

[tweakk]

ハイデガー全集どうなるんや…

[mayumiura]

樫山欽四郎『哲学概論』の創文社が、ついに……。“昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた。良質な学術書の出版で知られた創文社である。”

[Louis]

「昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた。良質な学術書の出版で知られた創文社である」

[son_toku]

「この背景には、「大学予算の縮小化に伴う大学図書館への販売の低迷」「学術論文・博士論文の電子化・オンライン化」などが存在し、この流れは抗しがたいものがあると思われる」

[shimomurayoshiko]

「昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた」

[beerbeerkun]

出版「不況」って言葉遣いに、まだひょっとしたらこの後好況に転化するんじゃないかっていう甘い希望が見えるんだけど、もう来ないよ。今後もシュリンクしていく一方だと思う。

[sexmachinegunmu]

出版不況と専門書の行方 - 自然神学・環境・経済

[zeroset]

「大学予算の縮小による大学の公費での書籍購入の圧迫は、実際、切実な実感である」「こんな中で、世界的な拠点大学を目指すという号令であるが、夢のまた夢の感がする」

[augsUK]

専門書籍の値上げによって、予算縮小していなくても早晩大学では専門書を買えなくなっていたと思う。

[asamaru]

残念なニュース

[egamiday2009]

「背景には、「大学予算の縮小化に伴う大学図書館への販売の低迷」「学術論文・博士論文の電子化・オンライン化」」

[shig-i]

“大学予算の縮小による大学の公費での書籍購入の圧迫”

[Nean]

“昨日、一通の封書が届き、平成32年の創業70年をもって会社を解散するとの挨拶状が同封されていた。良質な学術書の出版で知られた創文社である”.

[contractio]

ハイデガー全集死亡草不可避