とにかく笑える!新旧メディアのコラボ ◆『豊臣秀吉を名乗る人物から刀狩りの連絡が来ました。詐欺でしょうか?』スエヒロ・著(幻冬舎/税抜き1000円) 顔がほころぶ。ほほが緩む。ツボにはまって腹をかかえる。「越後屋おぬしもワルよのう」じゃないけどニヤリとする等々。笑いにはいろいろな種類があるわけですが、この本にはそれら全部が詰まっています。とにかくおもしろい! ただ、どこがどうおもしろいのかを説明するのはヤボと相場が決まっています。さて、どう書評すればいいのやら、困ってしまいます。 LINE、ツイッター、バナー広告、知恵袋、メルマガ。そうした現代を代表する「人と人とをつなぐ媒体」に歴史的な人物や事件を落とし込んだもの。本書をムリやり説明するとそんなふうになるのかな。本誌の読者には年配の方が多いと思いますけれども、そうした方は、今時のヤツらはどんなふうに意思の疎通をはかってるんだ、と興味本位で