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2019年3月7日のブックマーク (3件)

  • 梅原猛の世界 真実と快楽の両立、信念貫く|好書好日

    梅原猛氏が亡くなった。京都学派の精神を引き継ぎ、東西の伝統を融合した「人類哲学」を唱えた偉大な哲学者だった。新作能や新作歌舞伎の台を手がけるなど、研究を離れた創作でも活躍した。全貌(ぜんぼう)はなかなか掴(つか)めないが、入口となる三冊をご紹介しよう。 まずは『水底(みなそこ)の歌』。氏は一九七〇年代前半、のち怨霊史観や梅原日学と呼ばれることになる古代史研究の著作をつぎつぎ発表している。書はその一冊で柿人麿(かきのもとのひとまろ)を扱っている。 人麿は有名な歌人だが、じつは正体はよくわかっていない。人麿とはだれなのか。どこでどのように死んだのか。斎藤茂吉の説を論破するところから始まり、人麿はじつは権力闘争に敗れ、藤原不比等により流刑となり水死した高位の宮廷歌人だったのだと結論づける著の展開は、じつに圧巻。氏の考えではそもそも万葉集自体が、権力に翻弄(ほんろう)された詩人たちが、そ

    梅原猛の世界 真実と快楽の両立、信念貫く|好書好日
    hharunaga
    hharunaga 2019/03/07
    「真実の追求と思考の快楽はけっして矛盾しない。むしろそれは両立しなければならない。(梅原)氏はその信念を貫いた」(東浩紀)
  • 戦後最長の好景気で雇用が増えても「賃金」が上がらない理由

    1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------

    戦後最長の好景気で雇用が増えても「賃金」が上がらない理由
    hharunaga
    hharunaga 2019/03/07
    「サービス業の賃金は低く、平均賃金は製造業の76.4%でしかない。それだけでなく、平均給与の伸び率も1.1%しかない。ところが、従業員数の伸び率は12.4%と極めて高い」
  • 柄谷行人氏ロングインタビュー 第6回「実験の文学批評」 普遍的な世界史の構造を解明するために  『世界史の実験』(岩波新書)刊行を機に|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    ――次に、第一部のⅡ「実験の文学批評」についてお伺いします。柳田国男と島崎藤村を比較して論じることにより、柳田の「実験の史学」を、より鮮明なかたちで浮かび上がらせていきます。ふたりにはいくつもの共通点があります。たとえば、「父親がいずれも平田派神道・国学を熱烈に追求し、神官にまでなったということ」。その父親との関係はどのようなものだったのか、比較考証し、さらに思考を広げていく。ここが書の核となる論点の一つです。 柳田と藤村が似た経験をしているというのは、前から知っていました。ただ、「実験」という観点から考えていくと、また違って見えてくる。『図書』の連載の時は類似にだけ着目し、それを比較することに意味があるとは、考えていませんでした。しかし、比較することにこそ意味がある。それがまさに柳田がいう「実験」である。たとえば、柳田自身は最初「比較研究」という言葉を使っていました。それを「実験」と呼

    柄谷行人氏ロングインタビュー 第6回「実験の文学批評」 普遍的な世界史の構造を解明するために  『世界史の実験』(岩波新書)刊行を機に|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
    hharunaga
    hharunaga 2019/03/07
    「私は今世紀のはじめごろ、NAM(新アソシエーショニスト運動)という運動をやっていました。二年で解散しましたけど、別にあきらめていない。もう一度やろうと思っていますよ」 ←えっと、笑うところですよね?w