新型コロナウィルス禍によって東日本大震災3.11の政府主催の追悼式は中止となり、総理官邸での献花式が行われた。被災した各地方での追悼式も規模の縮小などを余儀なくされ、震災から9年目のこの日は、それぞれの胸の中であの日を思い出していた。 東北学院大学教養学部地域構想学科、金菱清ゼミナールによる震災の記録ブロジェクトから出版された震災関係の本はこれで10冊目になるという。自らも被災者である学生たちが、何らかのテーマを決めて同じ被災者へインタビューを行う、というプロジェクトは継続することがいかに大切であるかを教えてくれる。 今回のテーマは「行方不明」。東日本大震災ではいまだに行方不明者が3739人(2020.3.11 NHKニュースより)いるという。この大震災では生者と死者をはっきり分けることは難しく、生物学的な死とは異なる観点から捉え、行方不明者は生者と死者の中間項にいると考えた。 それはある
公文書の改竄(かいざん)、捏造(ねつぞう)を行ってきた現政権。かつて、日本軍の最高司令部「大本営」も、太平洋戦争下に嘘と誇張で塗り固めた公式発表を繰り返し、「大本営発表」は信用できない情報の代名詞となりました。当時の軍部は現在に置き換えると政権。政治の中心でなぜ、情報の改竄、捏造、隠蔽が起きるのか? そしてそれはどういった結末を迎えるのか? 2016年に発売された辻田真佐憲さんの『大本営発表~改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争~』は、正確な情報公開を軽視する政治の悲劇、悲惨さを教えてくれます。あらためて知りたい「大本営発表」の歴史。ラジオという音声メディアの登場で、大本営発表も変化を見せます。 ラジオ時代になって大きく変わったのは、大本営発表の「文体」だった。それを真珠湾攻撃に続く海軍の大戦果、マレー沖海戦で見てみよう。 十二月十日、海軍航空隊はマレー半島東岸を航行中の英国東洋艦隊主力に対し、数
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