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2020年3月31日のブックマーク (3件)

  • 乃木坂46の新曲「しあわせの保護色」、個性を放棄した心地よさ | 日刊SPA!

    たとえば、ももいろクローバーZの「Re:Story」や、BiSHの「オーケストラ」を聴けば、並々ならぬ音楽への情熱がこめられていることが分かる。ありとあらゆるポップスの要素を分解して、再構成するももクロの試みは、プログレポップスとも呼べるだろうし、歌のメロディを崩さないギリギリのラインでパンクロックを追求するBiSHのテンションは際立っている。 この2組に限らず、たいがいのアイドルグループはサウンドやコンセプトで“競合他社”との差別化を図るものだ。 だが、「しあわせの保護色」からは、そうした野心が一切伝わってこない。悪い意味で言っているのではなく、きょうび、これほどまでに惰性が心地よい音楽は珍しいのだ。若い女性をしいたげるように高いキーを設定するでもなく、心肺を痛めつける激しいダンスがあるわけでもない。鼻にかかった甘ったるい発声ではなく、ニュートラルな語り口調で歌っている点も好ましい。 「

    乃木坂46の新曲「しあわせの保護色」、個性を放棄した心地よさ | 日刊SPA!
    hharunaga
    hharunaga 2020/03/31
    「ギラついた(K-POPのような)音楽ばかりでは、疲れるからだ」(石黒隆之) ←たまたま世界中が陰鬱になった時にリリースされた結果、この「驚くほどにのどかな楽曲」は、逆に良くなったかも。
  • 思想の言葉(『思想』2020年4月号) - 岩波書店

    「資主義社会はもはや異性愛主義を必要とはしないのか」という問いを再考する 足立眞理子 社会構築主義は、フェミニズムにたいして、すべての「女性」を質主義的に同定しうるという前提を疑うことを可能にした一方で、社会構築主義の「陥りやすい罠」ともいうべきものをも、同時にもたらすことになった。社会構築主義と質主義は、しばしば二項対立的な思考枠組みのように考えられやすく、現代でも、セクシュアリティやアイデンティティに関わる言説は、この二つの枠組みで対立的に理解されがちである。しかしながら、現代の問題は、質主義対構築主義ではなく、社会構築主義における言説作用の内部に潜む危うさであることは、認識されなければならない。言説作用を、継起的・引用的・非連続的なものとみなしながらも、構造における構築された個人を記述するに際して、しばしば構造的に拘束された結果の位相のみを言表するという陥穽にはまるのであれば

    思想の言葉(『思想』2020年4月号) - 岩波書店
    hharunaga
    hharunaga 2020/03/31
    「グローバル資本主義の局面においては、もはや、異性愛強制は必要ではない。…〔しかし〕政治的・文化的異性愛主義は機能し続けるという意味で、今日、ポスト・ヘテロセクシズムの時代に入っている」(足立眞理子)
  • 自由の命運(上・下) D・アセモグル、J・A・ロビンソン著 - 日本経済新聞

    書は『国家はなぜ衰退するのか』(原著2012年、邦訳13年)で注目を集めたアメリカの社会科学者コンビによる新たな著作の邦訳である。前著は持続的な経済成長に成功する国とそれに失敗する国について、個々の政策の適否ではなく民主体制と市場経済を両立させる包括的な政治経済制度をもつか否かが重要と主張して注目された。今作の関心は自由という価値の獲得と持続性に向けられている。ある国家において人びとの自由が

    自由の命運(上・下) D・アセモグル、J・A・ロビンソン著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2020/03/31
    「自由が栄えるためには国家から自立した強い社会が存在して国家を制約することが必要であり、強い国家と強い社会の拮抗関係において初めて自由は生まれ、定着するという」(中西寛)