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2021年7月10日のブックマーク (5件)

  • 松村一男『神話思考Ⅲ 世界の構造』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

    hharunaga
    hharunaga 2021/07/10
    「デュメジルが神話の分析モデルに活用したインド=ヨーロッパ語族研究へのモミリアーノやギンズブルグらの批判はあったが、…力感溢れる思考の軌跡はいまなお学ぶことが少なからずある」。評:前田耕作。言叢社。
  • 尊皇攘夷 片山杜秀著 物語を史実と信じる危うさ - 日本経済新聞

    3年前、政府が推奨した「明治150年」のキャンペーンは立憲政治の誕生や産業・教育の発展などを並べ、「明治の精神」による「近代化」を称賛した。だが、近代天皇制や対外戦争、さらに、それらの源流とも言うべき「尊皇攘夷(じょうい)」については、一切触れていなかった。明治維新は全て、現代に直結するわけではない。大日帝国は1945年の敗戦で崩壊したが、その視点が見事に欠けている。国を挙げてタブー視されて

    尊皇攘夷 片山杜秀著 物語を史実と信じる危うさ - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/10
    「光圀が『太平記』のような物語を歴史の真実と信じ込み、純粋培養された思想家になったとの…指摘は、歴史小説の主人公を崇拝し、時にみずからと重ね合わせて行動する現代の政治家や経営者に通じる」(一坂太郎)
  • チャイニーズ・タイプライター トーマス・S・マラニー著 漢字の実装に苦闘した人々 - 日本経済新聞

    ボタンを押すと、文字が出てくる。人間に代わって機械が文字を打ち出すタイプライターは、近代社会にとって大きな発明だった。しかし悩ましい問題もあった。アルファベット(26文字)を基にしたタイプライターにとって、漢字は字数が多すぎる。書は「中国語タイプライター」の開発に悪戦苦闘した人びとの物語である。20世紀初頭、西洋人がイメージした中国語タイプライターは無数の漢字キーが並んだ「怪物的」な機械だ

    チャイニーズ・タイプライター トーマス・S・マラニー著 漢字の実装に苦闘した人々 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/10
    “戦時期は植民地主義を背景に「日本製の中国語タイプライター」が流通する。…中国で主力機種になった「日満華蒙文各種タイプライター」は大東亜共栄圏の「五族協和」を反映していた”。評:加島卓。
  • 消えた出版社の本はどこへ 著作権引き継ぎの課題とは 活字の海で - 日本経済新聞

    出版社は中小事業者が多く、経営基盤も弱体だ。万一経営に行き詰まったら、そこが出していた書籍はどうなるのか。を生き延びさせるために奔走している人たちがいる。仏教書の出版社、サンガは資金繰りに窮し、1月に仙台地裁に破産手続きを申し立てた。同社はアップル創業者のスティーブ・ジョブズが愛読した『禅マインド ビギナーズ・マインド』(鈴木俊隆著)などのロングセラーを持っている。こうした書籍が消えてしまう

    消えた出版社の本はどこへ 著作権引き継ぎの課題とは 活字の海で - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/10
    “長谷川一・明治学院大教授(メディア論)は「出版物の著作権は雑誌の小さなコラムなどにもある。一括で管理することは難しいが、著作権保有者を探す人を支援する仕組みがあってもいいのではないか」と指摘”
  • 五輪無観客、直前決定で無駄もさらに増加 「コロナに打ち勝った証」に執着のツケは税金で:東京新聞 TOKYO Web

    東京五輪の観客上限を巡る政府や国際オリンピック委員会(IOC)らの8日の5者協議で、1都3県の34競技会場は一律無観客開催となった。感染リスクは減ったが、開幕直前の決定により、運営の混乱や無駄になった支出も多い。「コロナに打ち勝った証し」として観客が入った開催にこだわったツケは国民に降り掛かる。(原田遼、岡太、清水俊介) 東京五輪について協議する(左から)東京都の小池百合子知事、大会組織委の橋聖子会長、IOCのバッハ会長、丸川五輪相=8日、東京都中央区で(代表撮影)

    五輪無観客、直前決定で無駄もさらに増加 「コロナに打ち勝った証」に執着のツケは税金で:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2021/07/10
    「5月下旬にかけて感染者数が減り、欲が出た。組織委は客を入れたいし、政府も政権浮上につながるもくろみもあっただろう。裏目に出て、自らイメージを悪くした」